• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

歯周病原性細菌の白血球毒素産生制御因子の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771500
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関岡山大学

研究代表者

谷本 一郎  岡山大学, 歯学部, 助手 (00280686)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード歯周病 / Actinobacillus actinomycetemcomitans / 環境応答 / 発現調節 / CRP
研究概要

前年度までに,Actinobacillus.actinomycetemcomitasロイコトキシン発現はプロモ8夕領域の塩基配列によりグルーピングでき,トランスクリプションレベルで行われていること,cAMPのレセプタータンパクであるCRPのコンセンサス配列がプロモータ領域に存在することがわかった。
本年度は実際にCRPとプロモータ領域での遺伝子・タンパク相互作用を調べるため,以下の実験を行い,知見を得た。
1. A.actinomycetemcomitans301-b株でロイコトキンオペロンの転写開始点を明らかにした。DNAシークエンスから予想されるプロモーター配列よりプライマーを設計して,プライマテエクステンションを行った。その結果,ロイコトキシンの遺伝子であるlixCから869bp上流のアデニン塩基が転写開始点であることが判明した。この上流にプロモータ配列があり,さらにその上流にCRPのコンセンサス配列が存在した。大腸菌の抗CRP抗体を用いた,ウエスタンブロッティングマは,A.actinomycetemcomitansでも,CRPが存在が確認できたことから,細菌内のcAMP濃度が,CRPを介して,ロイコトキシン遺伝子オペロンの転写を調節している可能性が示唆された。
2. 明らかになった転写開始点とlixCの間には,オープンリーディングフレームが存在しており,リボゾームバインディングサイトの配列も上流に存在した。この150残基からなるタンパクが,実際に翻訳され,発現しているかどうか,また口イコトキシンに関係するかどうかは不明である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 太田 寛行: "Actinobacillus actinomycetemcomitansにおける線毛と毒素発現の環境応答" 日本細菌学雑誌. 54(4). 671-691 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 太田 寛行: "Actinobacillus actinomycetemcomitansにおける線毛と毒素発現の環境応答" 日本細菌学雑誌. 54・(4). 671-691 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi