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胚の中軸骨格形成過程をモデルとした骨格系組織の発生・分化機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771531
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

二藤 彰  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 講師 (00240747)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードBMP / noggin / 骨格形成
研究概要

骨格系組織の発生、分化機構において、BMPならびにその拮抗分子nogginが重要な働きをしている可能性を、これまでの研究で明らかにしてきた。すなわち、成体での異所性骨誘導を指標として単離されたBMPが、胎児での骨格形成の初期にそのリガンドとレセプターが発現し、さらにその部位でBMPタンパクが機能しうること、noggin遺伝子も骨格発生部位で特異的に発現することを明らかにした。本年度はBMPとnogginの相互作用を調べる目的で、両者の遺伝子発現の空間的時間的な差異をより詳細に検討し、さらに器官培養系を用いたnogginの発現制御について調べた。骨格前駆細胞の凝集が始まるマウス胚11.5日齢から13.5日齢において、BMP7とnogginが骨格発生部位の非常に近接した部位で発現すること、BMP2やBMP4とnogginの発現部位は離れていることを見いだした。また15.5日齢胚の肥大軟骨層に至るまでnogginの遺伝子発現が持続していることがわかった。nogginの発現制御に関しては、マウス胚11.5日齢から取り出した組織(肢芽、体幹の組織)にBMP7を埋入し、器官培養を行ったところ、埋入後24時間以内に、nogginの強い発現誘導が起きることを見いだした。同じ部位に軟骨前駆細胞の形質マーカーである、2型コラーゲンやSox9の遺伝子発現も誘導されることから、nogginの発現誘導は軟骨前駆細胞群において起きていることがわかった。これらの結果から、骨格組織発生において前駆細胞凝集が行われる部位に、BMP7とnogginが近接して発現し、その両者の間には密接な相互関係がある可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] NifujiA,Kellarann O,Noda,M.: "Noggin expression in a mesodernial pluripotent ceilline C1 and its regulation by BMP" Journal of Cellular Biochemistry. (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Akira NIFUJI: "Perturbation of BMP digraling insomitogonesis resalted in Vaertebral and Pib Malfornotions in the oxial Iwatble formation" Journal of Bone and Mineral Research. 12・3. 332-342 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 二藤 彰: "Indian Hedgeloyとnogginの骨格形成への関与" 実験医学. 16・2. 114-119 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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