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歯髄細胞におけるグリコサミノグリカン鎖硫酸化酵素のクローニングとその諸性質

研究課題

研究課題/領域番号 09771539
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能系基礎歯科学
研究機関広島大学

研究代表者

芦田 嘉之  広島大学, 理学部, 助手 (40212500)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード硫酸酵素 / 歯髄細胞 / 分子生物学 / 硫酸化酵素 / クローニング
研究概要

歯髄細胞は各種外来刺激に対する知覚あるいは防御機能を有するとともに、一次象牙質、二次象牙質の形成とその維持を行うという他の組織には見られない重要な役割を果たしている。このように、歯髄細胞は象牙質の石灰化にも重要な役割を果たしていると考えられているが、その詳細は明らかでない。プロテオグリカンの構成成分であるグリコサミノグリカン鎖は、歯髄において他の多くの結合組織よりもその総含有量が高いことが報告されおり、このグリコサミノグリカンの多様な機能構造の合成に重要な役割を果たしているのが種々の特異性を持ったグリコサミノグリカンへの硫酸基転移酵素である。前年度までに、ラット歯髄細胞よりクローン化された培養細胞よりcDNAライブラリを独自に作成し、グリコサミノグリカン鎖を硫酸化する新種の特異性を持った酵素をRT-PCR法によりサブクローニングし、既に報告されているheparansulfate sulfotransferaseのファミリーと思われる新種のクローンを得ている。その酵素の特異性を調べるため、まずこのクローンを大腸菌に発現させ、リコンビナントの酵素を得た。その特異性を調べたところ、既知の酵素とは異なり、より広い特異性を持つことが明らかとなった。また、この酵素の歯髄細胞内での役割、特に象牙質の石灰化に与える役割を解明するため、クローン化された歯髄培養細胞にクローンを導入した。この形質転換細胞を使うことにより、石灰化における硫酸化酵素の役割が解明されることが期待される。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Yoshiyuki Ashida et al.: "Putrescine-stimulated Intracellular Ca^<2+> Release for Invasiveness of Rat Ascites Hepatoma Cells" Japanese Journal of Cancer Research. 89(1). 67-75 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshiyuki Ashida et al.: "Putrescine-stimulated Intracellular Ca^<2+> Release for Invasiveness of Rat Ascites Hepatoma Cells" Japanese Journal of Cancer Research. Vol.89No.1. 67-75 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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