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フッ素核(19F)磁気共鳴画像による悪性腫瘍浸潤範囲の評価法に関する実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771571
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関九州大学

研究代表者

吉野 真弓 (清水 真弓)  九州大学, 歯学部, 助手 (50253464)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード炎症 / 磁気共鳴画像 / 超音波画像
研究概要

悪性腫瘍の浸潤範囲を正確に評価するためには、腫瘍と腫瘍周囲の炎症性変化とを画像上で区別することが必要である。前年度は炎症性変化のモデルとして、閉塞性顎下腺炎の磁気共鳴画像について検討したが、今年度は閉塞性顎下腺炎の磁気共鳴画像と超音波画像との対比を行った。
閉塞性炎を誘発した顎下腺の湿重量は、結紮後1-2日では対照側より増加し、3日で対照側と同程度になり、4日後から減少した。病理組織標本では湿重量の増加時には腺房の浮腫が認められ、リンパ球の浸潤は認められなかった。減少時には腺房の萎縮・消失、導管様構造及び結合組織の増生、リンパ球の浸潤が主たる変化として認められた。以上より、結紮後1-2日を急性期、4-7日を慢性移行期とした。
結紮側顎下腺の磁気共鳴画像は、SET1強調画像では対照側よりやや低い信号強度を示し、高速SE並びにGRET2強調画像では対照側よりも高信号を呈した。急性期と慢性移行期との経時的変化は、高速SE並びにGRET2強調画像で認められたが、SET1強調画像での経時的変化の検出は不可能であった。
結紮側顎下腺の超音波画像では、急性期には内部エコーレベルの低下や分布の不均一化は認められず、血流の増加が検出された。慢性移行期には内部エコーレベルの低下・分布の不均一化が認められ、血流は対照側と同程度まで減少した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2021-10-13  

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