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ベーチェット病の病因遺伝子の同定および動物実験モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 09771576
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関横浜市立大学

研究代表者

水木 信之  横浜市立大学, 医学部・附属病院・歯科・口腔外科, 講師 (00239229)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードベーチェット病 / HLA / 口腔内アフタ / HLA-B51 / マイクロサテライト / MICA遺伝子 / MICB遺伝子 / NOB遺伝子 / トランスジェニックマウス
研究概要

ベーチェット病は失明率の高い難治性ぶとう膜炎であり、また全身の諸臓器に慢性炎症を生じるため、ともすれば死に至る全身性炎症性の難病である。特に4主症状の1つである口腔内アフタは本病にほぼ必発であり、初発症状としてみられることが多いため、歯科・口腔外科領域においても極めて重要な疾患である。ベーチェット病発症に何らかの遺伝的背景(疾患感受性または病因遺伝子)が関与していることは疑いなく、少なくともその1つは第6染色体短腕上のHLA領域に存在していると考えられている。本病は人種を越えてHLA-B51抗原と強く相関していることが明らかにされているが、われわれの解析では本病の病因遺伝子はHLA-B51抗原遺伝子そのものではなく、HLA-B遺伝子近傍の他の遺伝子である可能性が示唆されている。
われわれは、HLA-B,-C遺伝子を含むYACクローンをpWE15コスミドベクターにサブクローニングし、約600kbのコスミドコンティグを完成した。このYACクローンはキメラであることが判明したため、第6染色体由来の領域の全塩基配列を蛍光自動シークエンサーを用いたショットガン法にて決定した(236,822bp)。さらに、RT-PCRやノザンハイブリダイゼーションにより、未知の新遺伝子8個(NOB=new organization associated withHLA-B)の存在を確認した。これは今後これらの遺伝子が発現している組織のcDNAライブラリーをスクリーニングすることにより、cDNAクローンを分離して遺伝子構造を明らかにすることで、PCR-SSCP法により本病との関連の可能性がある.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Ando H.: "Identification of a novel HLA-B allele(B^*4202)in a Saudi Arabian family with Behcet's disease." Tissue Antigens. 49. 526-528 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Ando, N.Mizuki, et al.: "Ideutification of a novel HLA-B allele (B^*4202) in a Saudi Arabian family with Behcet's disease." Tissue Autigens. 49. 526-528 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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