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微小鉗子による顎関節鏡視下生検法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09771590
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 病態科学系歯学(含放射線系歯学)
研究機関鶴見大学

研究代表者

今中 正浩  鶴見大学, 歯学部, 助手 (60232609)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード顎関節 / 関節鏡 / 微小鉗子 / 生検法 / 微細径ファイバースコープ
研究概要

既製の把持型フォーセプスを用いて、ファイバーイメージングシステムにおいて微細径ファイバースコープ内視鏡下での生検の可能性を検討した。
臨床で十分な成果が期待できるものの、操作性での問題が生じた。このため、操作性を考慮した小径で短い微小鉗子を設計し、特注した。先ず、直径2.5Fr.、全長20cm、把持部の長さ2.5mmとし形状をカップ型とアリゲーター型の2種類とした。これらの微小生検鉗子で、操作性や耐久性についての基礎的検討を行った結果、臨床応用に使用する鉗子の形態は直径3Fr.、全長28.5cm、把持部の長さ18.5mmのカップ型とアリゲーター型の2種類とし製作した。鉗子破損の可能性を考慮し、破折片回収用磁性体プローブの製作を検討したが、使用材料の点から製作が難しく使用材料の点から困難となった。そのため製作した鉗子の補強を行い、臨床応用に着手した。関節造影例38症例中12症例で関節腔内に線維性病変が認められ、微小鉗子による顎関節腔内生検法を施行した。使用時、鉗子形態については、特に問題は認められなかった。使用感も良く、臨床応用に際し十分な満足が得られた。全症例に2種の把持形態の鉗子を使用したところ、線維性病変の採取においてはアリゲーター型が有効で、全症例で把持可能であった。カップ型では十分な把持が得られない場合が12症例中9症例で見られた。
顎関節内障のみならず、変形性関節症や腫瘍性病変等の関節腔内病変の組織学的原因究明と確定診断を行うことを目的とした、組織採取用の微小鉗子による顎関節腔内生検法は、臨床応用に際し十分な可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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