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ヒト歯髄細胞より分離した線維芽細胞と血管内皮細胞による3次元共培養系の確立

研究課題

研究課題/領域番号 09771642
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

木村 裕一  昭和大学, 歯学部, 講師 (60211877)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードヒト歯髄細胞 / 線維芽細胞 / コラーゲンゲル / 3次元細胞培養 / 細胞増殖 / 細胞遊走 / レーザー効果 / 共培養 / 歯髄細胞 / 血管内皮細胞
研究概要

1. 線維芽細胞用に用いたMEMを共培養に用いると内皮細胞は増殖せずに減少した。一方、内皮細胞用の培養液を用いると、最初は線維芽細胞の増殖は抑制されたが、2-3日で異なる環境に適応できてきて、ゆっくりと増殖を始め、しだいに内皮細胞の増殖を抑制し内皮細胞は減少してきた。またFBSの濃度を5-20%の範囲で調べると濃度の高い方が両細胞ともよく増殖したが、共培養系に最適な濃度は決定できなかった。共培養用の培養液の選択等、条件を決定するのは困難で、現在検討中である。
2. 3次元培養系を用いて歯髄から分離した線維芽細胞の増殖能に及ぼすレーザーの影響を調べ、2次元培養系と比較した。エネルギー密度0.52と1.04 J/cm^2の半導体レーザー(波長830nm)を用いた実験では1.04 J/cm^2の照射条件において2次元培養では有意差はなかったが、3次元培養では有意差が認められた(p<0.01)。エネルギー密度0.1と1.0 J/cm^2のアルゴン・ダイレーザー(波長632nm)を用いた実験でも同じく、0.1J/cm^2の照射条件において2次元培養では有意差はなかったが、3次元培養では有意差が認められた(p<0.01)。また、細胞遊走実験では2次元より3次元培養系の方が明らかにレーザーによる細胞に及ぼす効果が認められた。このように3次元培養系を用いた方が細胞にとってより生体に近い条件であり、レーザーの効果、薬剤の毒性等を調べる研究に適していると考えられた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kimura Y.et al: "Laser effects on the cell growth and migration of fibrolats Derived from Human dental pulp in three-dimensional cell culture" Lasers in the Sciences. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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