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細胞外基質-接着分子結合を介する歯根膜線維芽細胞分化促進に及ぼすBMP-2の作用

研究課題

研究課題/領域番号 09771643
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 保存治療系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

塩野目 学  昭和大学, 歯学部, 助手 (50245809)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードBMP-2 / ヒト骨芽細胞 / ヒト歯根膜線維芽細胞 / 細胞外基質(ECM) / ECM-インテグリン結合 / BMP / 歯根膜線維芽細胞 / 細胞外基質 / インテグリン
研究概要

今回我々は、BMP-2によるヒト骨芽細胞様細胞(HBC)とヒト歯根膜線維芽細胞(HPLC)の骨芽細胞様分化促進における、細胞外基質(ECM)-インテグリン結合の促進の関与の可能性を明かにすることを目的として研究を行い、以下に示す結果を得た。
(1). HBCとHPLCの骨芽細胞様分化マーカー発現におよぼすBMP-2の作用; コンフルエントに達したHBCとHPLCをrhBMP-2で刺激すると、rhBMP-2はこれらの細胞のアルカリフォスファターゼ(ALP)活性およびPTH依存的cAMP産生を促進した。
(2). HBCとHPLCのインテグリン発現におよぼすBMP-2の作用; 両細胞をrhBMP-2で刺激後、VLA-2(α_2β_1インテグリン)、VLA-5(α_5β_1インテグリン)、CD44の発現をflowcytometerを用いて確認したところ、rhBMP-2はこれらの細胞のVLA-2とVLA-5の発現をわずかに促進したが、CD44の発現には影響を与えなかった。
(3). ECM-インテグリン結合を介する細胞接着におよぼすBMP-2の作用; ^<51>Crで標識した両細胞を、I型コラーゲンあるいはフィブロネクチンでそれぞれ固相化したculture plateにまき、rhBMP-2で30分間刺激後、細胞接着能を測定した。rhBMP-2は、I型コラーゲンあるいはフィブロネクチンで固相化したculture plateにまいた両細胞の細胞接着を促進した。また、抗VLA-2抗体あるいは抗VLA-5抗体の添加はrhBMP-2による両細胞の細胞接着の促進を部分的に抑制した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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