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クラスプ義歯の機能時における支台歯と義歯の動態解析に関する研究-リジット・サポーを意識した設計(Rクラスプ義歯)の場合-

研究課題

研究課題/領域番号 09771670
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

三浦 美文  北海道大学, 歯学部, 助手 (50229647)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード模型実験 / クラスプ義歯 / リジッドサポート / 繰り返し荷重 / 歯根部負担圧 / 義歯床部変位量 / ガイドプレート / 舌側板状腕 / Rhラスプ義歯 / コ-ヌステレスコープ / エーカース / プロキシマルプレート / 板状アーム / 近心インターロック
研究概要

当教室ではクラスプ義歯のリジッド・サポートの可能性について研究を行ってきたが,これまでは静荷重のみであり,咀嚼運動を考えると動的な荷重条件による負担圧の分散,伝達状態を把握する必要がある.そこで今回は.繰り返し荷重を負荷し,さらに荷重方向を変化させたときの支台歯歯根部と義歯床部の変位量について検討を行った.
765片側遊離端欠損を想定し,歯根膜,顎堤粘膜をシミュレートした模型を使用した.実験義歯は直接支台装置として4に形態の異なる4種類のクラスプ(従来型のエーカースクラスブ,それに板状舌側腕,ガイドプレートの一方あるいは両方を付与したもの)と,43コーヌスクローネの5種類とし,間接支台装置は45にダブルエーカースクラスプとした.荷重点は義歯床上の6相当部で,頂上部が咬合平面に対して平行な水平面と,近遠心と頬舌側に45度の傾斜を有するピラミッド構造の台座上に設定した.荷重は19.6Nとし,静荷重と毎秒1回の繰り返し荷重を加えた.測定は支台歯歯根部に設定した圧力センサー,義歯床部変位量を非接触型変位計によって行い,得られた信号をダイナミックデータロガーに集積変換後,パーソナルコンピューターで処理し,以下の結果が得られた.繰り返し荷重では静荷重に比べ,最後方支台歯歯根部遠心の負担圧の割合が大きくなった.ガイドプレートと板状にした舌側腕は,単独で付与するよりも併用した方が,支台歯への負担圧分散や床の変位量がコーヌスクローネに近似し有利であった.今回の荷重部位では,頬側斜面よりも舌側斜面へ荷重した方が義歯床の回転沈下を鍼少させる傾向にあり,支台歯歯根部負担圧も歯根各部位で均等化することから,義歯の安定には有利であると考えられた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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