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歯科領域における各種情報のデジタル化とその伝達に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771718
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関東京歯科大学

研究代表者

吉村 浩一  東京歯科大学, 歯学部, 助手 (60287191)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードデジタルカメラ / デジタル化 / カラーマッチング / 情報伝達 / コミュニケーション / シェードテーキング / 画像圧縮 / パーソナルコンピュータ / シェ-ドテ-キング / シェ-ドマッチング
研究概要

まず現在歯科において、その情報伝達の必要性が高く、現状ではその伝達に文章、スケッチやスライドを使用している、シェードや形態の情報伝達について検討を行った。
情報のデジタル化の手段として、デジタルカメラを使用した。デジタルカメラによってデジタル化された情報について、パーソナルコンピュータ上で視感的な方法と、シェード選択用のソフトウェアにてシェードッマッチングを行いその有効性を検討した。実験は3種類の異なる画素数のCCDを持つデジタルカメラを使用し、同一のシェードタブを撮影し比較検討を行った。その結果、形態の伝達に関してはどのデジタルカメラも有効性が認められたが、シェードマッチングに関しては、そのカメラの持つCCDの画素数が100万画素前後のものは普及型である35万画素のものと比較してより正確にその色彩情報を伝達することが可能であると思われた。またデジタルカメラを用いた場合、その撮影時の照明条件についても比較検討した。
またデジタル化した情報の保存圧縮方法が情報伝達時において、どの程度影響を与えるか、またその情報伝達手段についても検討を加えた。実験には140万画素のデジタルカメラを使用し、色の評価については,開発したシェードマッチングソフトウェアを用いシェードマッチングを行い比較検討した。画像解像度の評価については、デジタルスチルカメラ用の解像度チャートを用いた。原画像をJPEG方により、三種類の圧縮率にて圧縮伸張を行った。その後ソフトによるシェードマッチング時、チャートによる解像度、強拡大での人工歯の肉眼による比較の三項目について比較検討した。その結果ディスプレイ上で、強拡大にして肉眼観察した場合で、原画像の2.3%のファイルサイズに圧縮したもののみ、他の圧縮率で圧縮したものとの差が確認できた。他の方法での比較においては、各圧縮率間での差は認められなかった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 菊池 健司: "普及型デジタルカメラを用いた実用的なシェードマッチング" 平成9年度日本補綴歯科学会東関東支部学術大会. (発表済み). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 徹: "デジタルカメラとパーソナルコンピュータを用いたシェードマッチング-各種照明条件下における検討-" 歯科学報. 98・1. 116 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 吉村 浩一: "歯科臨床におけるデジタル画像の伝達に関する研究" 日本歯科色彩学会第6回学術大会. (発表済み). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 吉村 浩一: "ザ・クインテッセンス vol.18 no.1" クインテッセンス出版株式会社, 8 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 菊池 健司: "普及型デジタルカメラを用いた実用的なシェ-ドマッチング" 平成9年度日本補綴歯科学会. (発表済). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 田中 徹: "デジタルカメラとパーソナルコンピュータを用いたシェ-ドマッチング-各種照明条件下における検討-" 第263回東京歯科大学学会. (発表済). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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