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張付用局所麻酔剤リドカインテープの臨床的応用に関する研究(口腔粘膜への試み)

研究課題

研究課題/領域番号 09771794
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

宮本 康子  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (40277471)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード60%リドカインテープ / 表面麻酔 / Visual Analogue Scale
研究概要

研究1:口腔内至適貼付量の検討
本テープ剤(1枚中リドカイン18mg含有)を分割し、9mg、4.5mg、2.25mgとし、平成9年度研究において完全無痛を得るためには15分の時間を要したことから、各容量のテープを15分間貼付し、貼付開始時からテープ除去15分後まで、1分ごとに血圧、脈拍数、経皮酸素飽和度の測定を行った。
【結果】各容量ともにリドカインによる中毒症状やバイタルサインの変動は認められず、安全に使用できる量であることが確認された。しかし、2.25mgの貼付は貼付面積が狭いため無痛的に刺入できる範囲が小さくなり、またテープ自体が小さいため貼付操作が困難となるなどの理由から、4.5mg以上の貼付が望ましいと思われた。
研究2:貼付部位による効果の差異について
口蓋粘膜への無痛穿刺のためには15分の貼付時間を要したが、口蓋粘膜は粘膜組織が厚いため薬液浸透に時間がかかると思われ、粘膜組織の比較的薄い頬側付着歯肉や齦頬移行部ではさらに短時間の貼付で無痛的穿刺が期待できる。そこで本テープ剤(4.5mg)を5分間貼付し27G針にて穿刺を行い、部位別に痛みの程度を評価した。
【結果】上顎前歯および大臼歯の頬側付着歯肉、下顎臼歯部齦頬移行部に5分間の貼付を行ったところ、上顎前歯部において軽度の疼痛(Visual Analogue Scale 1以下)を認めたが、他の部位は無痛的に穿刺し得た。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 下坂典立 他5名: "アセチルサリチル酸が60%リドカインテープの効果発現におよぼす影響 -口蓋粘膜への張付による観察から-" 日本歯科麻酔学会雑誌. 25・4. 616 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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