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局所粘膜上皮細胞におけるサイトカインならびに接着分子発現機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771797
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

西村 敏  日本大学, 歯学部, 助手 (70246908)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード粘膜免疫 / HT-29 / Ca9-22 / S. minnesota LPS / P. gingivalis LPS / A. actinomycetemcomitans LPS / サイトカイン / 接着分子 / S.minnesota LPS / P.gingivalis LPS
研究概要

本年度はCa9-22ならびにHT-29細胞にA.aのLPS存在下での経時的なサイトカインの発現を分子生物学的に検出し,さらに培養上清中のサイトカイン蛋白をELISA法により定量した。なおA.aのLPSは細菌培養後、Hot Phenol法にて抽出・精製した。
1.Ca9-22細胞ならびにHT-29細胞ににA.aLPSを加えた系ではIL-1β,6,8,12(p35),TNF-α,IFN-α,TGF-β1,CD14の発現が認められたがIL-2,3,4,5,7,10,12(p40),IFN-γ,PDGFは認められなかった。また接着分子遺伝子の発現ではICAM-1,ELAM-1の発現が認められたがVLAM-1遺伝子の発現はみられなかった。
2.Ca9-22,HIT-29細胞にA.aLPS刺激した培養上製中の各サイトカイン蛋白の定量において,IL-6,8,10,TNF-α,TGF-βについてELISAキットによる検出を行った。その結果IL-8にのみ発現を認め,培養時間によりHT-29細胞はCa9-22細胞より早く発現が認められた。
これらのことからA.aLPS刺激ではS.minnesotaおよびP.gingivalis LPS刺激でのサイトカイン遺伝子の発現は発現時間には差があるものの、異なる上皮細胞において異なるLPSに対してもほぼ同様のサイトカインの発現が示された。
今後は,各種LPS刺激により上皮細胞からサイトカインおよび接着分子の発現が誘導されたため,各々のanti-LPS抗体を用い,各サイトカインおよび接着分子の発現誘導がLPSに特異的であるかどうか阻害実験を行う。さらに上皮細胞におけるLPSレセプターを探求する予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 関根 光治: "Ca9-22細胞におけるサイトカイン,接着分子およびLPS receptor遺伝子の発現" 日大歯学. 72・2. 209-217 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 福井 靖: "Actinobacillus actinomycetemcomitans LPS刺激上皮細胞の産生するサイトカインについて" 日大歯学. 73・3. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 関根光治: "Ca9-22細胞におけるサイトカイン,接着分子およびLPS receptor遺伝子の発現" 日大歯学. 72・2. 209-217 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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