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口唇・口蓋裂児に対する計量心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771811
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 外科系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

新美 照幸  愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (60291762)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード口唇裂 / 口蓋裂 / 臨床心理学 / 計量心理学 / 顎裂部骨移植 / インフォームド・コンセント / 実態調査
研究概要

本症の患者および家族に対する精神的コンサルテーションの方法論と実際を確立する目的で以下の調査を実施した。
1、 当科では顎裂部骨移植において、患者ならび保護者に移植材料の利欠点などの説明をした上で手術法を決定している。そこで実際に手術を受けた患者とその保護者を対象に、治療内容等をどのように感じているか質問紙法による調査を行った。その結果、当科で説明を受ける前に顎裂部骨移植についての知識を有している者は0%、また、最終的に自分が選択した移植材料、手術法に満足している者は95.7%であった。インフォームド・コンセントには87.0%が満足していた。
この結果は第21回日本口蓋裂学会において発表し、また論文として日本口蓋裂学会雑誌(平成10年4月号)に掲載した。
2、 本症患者を出産した直後の精神的に動揺している両親に対して、長期にわたる治療等の説明が十分に理解されているとは言い難い。そこで「患者の親の会」に協力を求め、初回手術前におけるインフォームド・コンセント等に関する質問紙法による調査を実施した。212名の回答が得られ、初回手術前におけるインフォームド・コンセント全般に満足していたのは63.0%であった。本調査より、インフォームド・コンセントの満足度には治療方法の詳しい説明だけでなく担当医師の態度が大きく関わっていることが明らかになった。
この結果は第37回先天異常学会、22回日本口蓋裂学会において発表した。
3、 本症は顔面に現われる先天的な奇形であり、思春期を迎えた患者の心理的な負担を調査すべく、口唇裂二次手術を受ける患者に対し手術前後の不安度を調べた。現在データの収集と解析を行っている。
4、 患者の手術前後の顔面のイメージについて調査するため口腔外科医、研修医、一般人に患者の顔面の規格写真を見せその印象を対人印象に関する形容詞について回答を求めた。現在データの収集と解析を行っている。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 夏目長門、吉田和加、新美照幸、河合 幹、他8名: "顎裂部骨移植に関するインフォームド・コンセント-質問紙法による評価について-" 日本口蓋裂学会雑誌. 23(2). 97-104 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 夏目長門、吉田和加、新美照幸、河合 幹、他8名: "顎裂部骨移植に関するインフォーム・ドコンセント -質問紙法による評価について-" 日本口蓋裂学会雑誌. 23(2). (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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