研究課題/領域番号 |
09771819
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三留 雅人 北海道大学, 歯学部, 助手 (50261318)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 歯科ストレス / 小児歯科 / 拘束ストレス / カテコールアミン / 唾液 / コルチゾール |
研究概要 |
研究代表者は、これまでに、北海道大学歯学部附属病院小児歯科を受診した小児患者(協力児)より歯科診療中の唾液を採取し、唾液中のノルアドレナリン濃度が診療前期で上昇し、この物質の変動を測定することが、小児の歯科診療時に負荷されるストレスを客観的に評価するための有効な方法であることを示してきた(Mitome M.eta1.:Salivarycatecholamineassayforassessinganxietyinpediatricdentalpatients.Pediatr.Dent.21(3)255-259,1997)。すなわち唾液の採取はきわめて容易であり、採取すること自体で負荷されるストレスを最小限にすることができる点で利点があると思われる。今回は非協力児で拘束下で歯科診療したときにかかるストレスの程度を評価するために、最初に動物モデルを用いた研究を行った。すなわちラットを30分間、ベルトで拘束し、血中のカテコールアミン、コルチコステロン変動をそれぞれ高速液体クロマトグラフィー、ラジオイムノアッセイを用いて測定した。さらにストレスの上位中枢といわれる視床下部室傍核における神経伝達物質(カテコールアミン、NitricOxide)をinvivomicrodialysis法を用いて経時的に測定した。NitricOxideはグリース法を用いて、その代謝産物を測定した。この結果、血中力テコルーラミン、コルチコステロンともにストレス負荷直後から大きく上昇を示し、この結果は室傍核の神経伝達物質の変動に対応していた。増加の割合は中枢で前値の約2倍から5倍であり、末梢ではさらに大きく、拘束ストレスは上記の反応系の中でも最大に変化するもののうちのひとつであることが推察された。これらの結果が唾液中の物質変動と相関するか、現在動物実験および非協力児の拘束治療下での唾液中のカテコールアミンおよびコルチゾール測定することにより検討中である。
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