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歯の交換に関与する因子の解明(特にプロスタグランジンの影響について)

研究課題

研究課題/領域番号 09771838
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

山内 理恵  徳島大学, 歯学部, 助手 (50274246)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードウサギ / プロスタグランジン / 破歯細胞 / 歯根吸収 / 組織定量法 / 歯根吸収組織
研究概要

乳歯の歯根吸収は歯の交換に伴う生理的な現象であり,それに大きく関与しているプロスタグランジン(以下PG)の作用機序を解明するために本研究を行った。繁殖ゲージで出産させた仔ウサギを生後9,11,13日の3群に分け,生後7目より12時間おきに上顎乳切歯歯根部に50μg/kgPGE_2を注射後,屠殺したサンプルをパラフィンに包埋した。包埋したサンプルは顎骨と上顎乳中切歯を含む7μmの連続切片に作成した。H-E染色を施し,写真撮影とコンピューター画像解析システムにより破歯細胞および歯根吸収量を測定した。また,当初予定していた実験に加えて,歯根吸収組織中の内因性PGE_2量を知るためにRIA法を用いた実験を行った。RIA法を用いたPGE_2量の測定結果は,コントロール群の9,13日の順に3750pg/mg湿重量,750pg/mg湿重量であった。コントロール群における破歯細胞数は9,11,13日の順に156個,230個,350個で,歯根吸収面積は81mm^2,76mm^2,75mm^2であった。以上の結果より,PGE_2は9日目に最も多く生合成され,以後13日目まで減少するが,破歯細胞数と歯根吸収量は逆に9日目から13日目まで増加することが認められた。本研究は,自動染色機における適正染色条件の決定,RIA法を用いたPGE_2量測定実験の追加等により研究期間が延長しており,現在も実験群の破歯細胞および歯根吸収量については継続解析中である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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