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歯肉縁下歯石形成のメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 09771840
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関徳島大学

研究代表者

冨田 耕治  徳島大学, 歯学部, 助手 (10263849)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード歯肉縁下歯石 / ポルフィロモナスジンジバリス
研究概要

本年度の研究の遂行において歯肉縁下歯石のサンプルを徳島大学歯学部附属病院予防歯科外来患者より採取した。
歯肉縁下歯石サンプルを粉砕、洗浄後凍結乾燥し、これを出発材料として有機質成分の抽出条件の検討を行った結果、NaClによる抽出はEDTAなどのキレーティング剤を用いたものや、HClによる脱灰よりも抽出される有機成分の量が少ないことが、また抗ポルフィロモナス ジンジバリスうさぎ血清を用い抗原成分のスクリーニングを行ったところ、同様の結果を得た。また一連の操作として行った場合それぞれの段階において抗原成分の抽出が見られた。
以前我々が歯肉縁下歯石中の歯周病原性細菌の検索を行ったが今回そのうちのポルフィロモナス ジンジバリス、バクテロイデス フォーサイサス、アクチノバシラス アクチノマイセテムコミタンス、トレポネーマ デンティコラ菌体のSDS抽出物においてCaのアイソトープを用いた結合実験を行いCa結合性蛋白の検索を行ったところポルフィロモナスジンジバリスにのみ認められ、歯肉縁下歯石中に高頻度に検出されたバクテロイデス フォーサイサスについてはその存在を確認することが出来なかった。
以上のことから歯肉縁下歯石の形成においてポルフィロモナス ジンジバリスがその核となりうる可能性の一つであることと、歯肉縁下歯石中にみられるバクテロイデス フォーサイサスはポルフィロモナス ジンジバリスとは異なったなんらかの機序によりその形成に関わっている可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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