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エナメル芽細胞の分化段階において時期特異性に発現するmRNAの同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 09771848
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

福本 恵美子  長崎大学, 歯学部, 助手 (10264251)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードエナメル芽細胞 / PCR / 分化
研究概要

前年度,differential display法により得られたエナメル芽細胞に発現している遺伝子のシークエンスをもとに,それぞれのクローンからT3,T7 RNA Polymeraseを用いてDIG標識RNAプローブを作製し、in situ hybridizationに用いた。さらにクローニングしたシークエンスをもとにプライマーを作製し,エナメル芽細胞の3分割したステージごとにRT-PCRを行いクローンのスクリーニングを行った。その結果,エナメル芽細胞に時期特異的に発現していると思われる5つのクローンが得られた。それら5つのクローンのDNA配列は既存の遺伝子とホモロジーはあるが、新規の遺伝子である可能性が高かった。また,in situ hybridizationとRT-PCRから,それらの発現はすべて基質分泌期のエナメル芽細胞に多く,成熟期前期以後はシグナルが消失していた。また、程度の差はあるがそれぞれ骨芽細胞にも発現が認められた。そのうちの一つのクローンである,I6-cクローンはエナメル芽細胞・象牙芽細胞・骨芽細胞に特異的に発現しており,硬組織形成過程でなんらかの関与をしている可能性が考えられる。また,エナメル芽細胞のRT-PCRからfibronectinのシークエンスが得られ,成熟期後期に多く発現していることがin situ hybridization法・免疫組織染色法により確認された。このことから,エナメル芽細胞が鉄を分泌する時期の前後で,fibronectinが何らかの役割を果たしていることが推測される。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 福本恵美子: "ラットエナメル芽細胞の分化過程で時期特異性に発現する遺伝子群の解析" 歯科基礎医学会雑誌. 40・抄録集. 172 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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