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樋状根モデルマウスを用いた歯根形態形成に対する分子遺伝学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771864
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関日本大学

研究代表者

朝田 芳信  日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (20184145)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード近交系マウス / 樋状根 / 連鎖解析 / Mitマーカー / 分子遺伝学 / SSLPマーカー
研究概要

樋状根を有するC57L/Jと樋状根が全く認められないC57BL/6Jマウスの戻し交配(C57L/JxC57BL/6JXC57BL/6J)から得られた66匹を試料として用いた。マウス常染色体上に存在するSSLPマーカーの一つであるMitマーカー約800個の中から2系統間に多型性を示すマーカーをアガロース電気泳動にて検出し、すべての染色体上に約20cM間隔で3〜4個の有用なマーカーを設定した。戻し交配マウスすべての遺伝子型タイピングを行なったところ、染色体5、8、17番が有力な候補染色体となることが示唆された。歯の発育初期の上皮-間葉系相互作用に重要な役割を演じている遺伝子が多く存在する染色体5番に注目し、樋状根出現の有無を表現型として、19個のMitを用い詳細な連鎖解析を行なったところ、D5Mit161(expectation:nonexpectation=42:24、x^2=4.91、p<0.05)、D5Mit29、321および427(expectation:nonexpectation=41:25、x^2=3.88、p<0.05)で強い連鎖を示す結果が得られた。D5Mit161、29、321および427は、染色体5番の動原体より約70cM付近にマップされており、この領域に候補遺伝子の存在する可能性が疑われた。今後、近傍に位置するBmp3、Dmp1、Ycf1ならびにPedfa遺伝子の構造解析を行なっていく予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] T.Shimizu, H.Maruyama, K.Natsume, K.Shimizu, Y.Asada, T.Maeda: "Molecular genetic study of the gutter shaped root (GSR) in inbred mice" PEDIATRIC DENTAL JOURNAL. 8(1). 93-97 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 朝田芳信: "歯の形態形成異常と疾患モデルマウス" 日大口腔科学雑誌. 23(2). 197-198 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 朝田芳信: "樋状根成因に対する分子遺伝学的研究-特にDNA poolを用いたlinkage解析について-" 小児歯科学雑誌. 35(2). 229- (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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