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Er:YAGレーザーによるレーザーエッチング効果とシーラントの接着性

研究課題

研究課題/領域番号 09771886
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

磯貝 美佳  愛知学院大学, 歯学部, 助手 (20291776)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードEr:YAGレーザー / レーザーエッチング / シーラント / Er : YAGレーザー / シ-ラント
研究概要

実験1. レーザー照射面とシーラントの接着界面の観察
被験歯は新鮮ヒト上顎第三大臼歯を用いて,頬舌側面を研削し,露出したエナメル質面に先端出力15mJ,25mJで注水下接触照射を行い,シーラントを填塞した.次に試料をエポキシ樹脂に包埋して縦断し,その接着界面をSEMにて観察した.
実験2. 非接触照射条件がエナメル質に及ぼす形態変化
次に,さらに接着力を向上させるための照射条件の検索を行う.今回は非接触照射に条件を絞って実験を行った.実験1と同様に露出したエナメル質面に先端出力30mJ,40mJ,50mJ,60mJで非接触(歯面からチップの距離1mm)注水下の条件で照射を行い,その表面をSEMにて観察した.
結果および考察
1. 15mJにおいて,弱拡大では25mJに比べ比較的平坦な像を呈しており,これはエナメル質表面形態からの観察と同様の結果であった。強拡大ではシーラントがエナメル小柱鞘部へ網目状に浸入している像が認められた。一方,25mJにおいて,弱拡大で接着界面は荒波状の像を呈しており,15mJに比べ凹凸が顕著で,マイクロクラックも認められたが,そのすべてにシーラントの浸入が認められた。強拡大では15mJと同様に網目状にシーラントの浸入が認められた。
このシーラントの網目状の浸入は,すべての試料に認められ,レーザーに特有のものと思われる。
2. 先端出力30mJでのエナメル質の形態変化は照射野全体には及ばず,亀裂を有するエナメル質研磨面が多く残存していた。蒸散された部分ではエナメル小柱や結晶構造に基づく微細な凹凸が明瞭に認められた。これは低エネルギー非接触照射の特徴と考えられる。また,照射エネルギーが30mJから60mJに増加するとともにエナメル質研磨面の残存は減少し,照射野は均一に蒸散された。しかし,その表面形状は荒波状を示した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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