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アンチノイズ(逆位相)を用いた歯科治療騒音の消去に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771887
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 矯正・小児・社会系歯学
研究機関福岡歯科大学

研究代表者

馬場 篤子 (加納 篤子)  福岡歯科大学, 歯学部, 助手 (50271440)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード歯科騒音 / 骨伝導 / 骨導 / 逆位相(アンチノイズ)
研究概要

本研究は、タービンやエンジンが発する騒音が口腔内でどのように反響し、またどのような特性で骨伝導しているかを解析する事を目的とした。
【実験1:個体伝搬音の特性分析】(測定1)エアータービンを空回しした時の本体2カ所にピックアップを装着した。(測定2)被験者の上顎左側中切歯唇面とタービンヘッドの先端にピックアップを装着し、舌側近心面の齲窩の開拡を行った。右外耳道入り口および口腔内にマイクを装着した。また、窩洞形成中の歯牙の振動特性を測定するために、上顎左側第一小臼歯頬側面および下顎左側中切歯唇面に加速度センサーを装着して測定した。結果は、タービンの回転数は5000Hz前後であり、タービンで歯を削っている時の周波数は4000〜5000Hzの間に変動することがわかった。また削られた歯とその周りの歯はタービン周波数と同様な振動を受けたことが分かった。
【実験2:骨導音による心理的音圧差】被験者の上顎左側中切歯唇面にアクチュエーターを固定し、振動を数秒与える。その後、スピーカーに信号を送り音を鳴らす。被験者は振動が歯に伝わった音量と同じになるように音量を調節し、スピーカーの音量を測定する。同様に下顎左側中切歯についても行った。周波数は62.5、125、250、500、1000、2000、4000、8000Hzの信号に対して行った。結果は、上下顎ともに2000Hzに最大の音量を測定した。
【考察】今回行った実験によって、歯に伝わるタービン振動と歯から内耳へと伝わる骨伝導騒音の実態が明らかにされた。今回得られた結果は、歯科騒音の消去法に関した貴重な資料となると考えられる。今後はこの実験を元に、アンチノイズ(逆位相音)による歯科騒音の消去法について検討していくつもりである。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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