研究課題/領域番号 |
09771902
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
杉本 雄一 金沢大, 薬学部, 助手 (90226465)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | thyrsiferol / endo型閉環反応 / アルキン-コバルト錯体 |
研究概要 |
申請者が開発した閉環法活用し、抗ウイルス活性を持つthyrsiferolの全合成を以下のように検討した。 (1)A環の構築:閉環反応の出発原料であるcis-5,6-epoxy-5-methyl-7-octyn-1-ol誘導体を対応するエンイン体よりSharplessのジヒドロキシル化と引き続くエポキシ形成反応により合成し、コバルト錯体とすることなく直接酸処理することによりexo型閉環反応を進行させテトラヒドロピラン環を高選択的にすることに合成することに成功した。 (2)B環の構築:得られたA環の水酸基を保護した後、三重結合末端にアセトアルデヒドなどのC_2ユニットを導入し、続いて三重結合を接触還元により飽和させた後Swern酸化によりケトン体へ変換後、Wittig反応により三重結合部を導入しエンイン体を合成した。エンイン部のエポキシ化後、ジコバルトオクタカルボニルと処理してアルキン-コバルト錯体とした後、酸処理することにより、endo型閉環を進行させ、コバルト錯体部を除去してB環のテトラヒドロピラン体を構築することに成功した。 (3)C環の構築:B環上の水酸基を保護した後、三重結合を二重結合にLindlar還元し、ハイドロボレーション-オキシデーション、加水分解後水酸基をアルデヒドに酸化、再びWittig反応により三重結合を導入しエンイン体とした後エポキシ化を行った。次に(2)と同様の方法によりコバルト錯体を経由するendo型環化反応によりC環を高選択的に構築することに成功した。更に、D環部分とのカップリングの目的で、三重結合を二重結合に還元後、ボランによる位置選択的還元、加水分解後酸化しケトン体を合成した。 (4)現在、D環の構築を検討中である。
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