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中枢作働成分、crocinに対するモノクローナル抗体の作製とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 09771911
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 化学系薬学
研究機関九州大学

研究代表者

田中 宏幸  九州大学, 歯学部, 助手 (30253470)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードcrocin / モノクローナル抗体 / イムノアフィニティーカラム / ELISA
研究概要

平成9年度は、実施計画に従い、crocinに対するモノクローナル抗体(MAb)の作製を行った。数種の抗crocinMAb産生ハイブリドーマを作製し、また、得たハイブリドーマの産生する抗体を用いた競合法によるELISAを確立した。
平成10年度は、実施計画に従い、イムノアフィニティーカラムの作製を行った。数種のハイブリドーマの産生するMAbは、何れも同様にcrocetin配糖体に対して広範な交差反応性を示したため、今回は最も活性の高かった1A12を用いた。ハイブリドーマ1A12をマウス腹腔にて培養し、MAbを含んだ腹水を採取した。腹水をプロテインGアフィニティーカラムに付し、MAb 1A12を精製した。精製したMAb 1A12(17mg)の糖部をNalO_4により開環活性化し、ヒドラジンカラムと結合(結合率:99.6%)、イムノアフィニティーカラム(容量=3.5ml)を作製した。Crocetin配糖体(400 μg)をPBSに溶解し、PBSを用い初期化したカラムに付した。4hrペリスタポンプを用いてカラム内を循環(1ml/min)させた。PBSを用いカラムを洗浄した後、各種溶離液を流し溶出率を算出した。
その結果、溶離液として100mM acetate buffer(pH4)-0.5 MKSCN-20%MeOHを用いた場合、90%以上溶出することを確認した。 また、キャパシティーはcrocinに対しては 20μg/ml gelであり、crocetin diglucosideに対しては8.4μg/ml gel、crocetin triglucosideに対しては19μg/ml gelであった。本イムノアフィニティーカラムは、crocin代謝産物含有組織エキスの分離精製等、crocinの体内動態研究に応用可能である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] L.J.Xuan,H.Tanana,Y.Xu,Y.Shoyama: "Preparation of monoclonal antibody against crocin and its characterization" Cytotechnology. (in press).

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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