研究課題/領域番号 |
09771922
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
化学系薬学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
原口 一広 昭和大学, 薬学部, 助教授 (10218638)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | オクトシル酸 / ヌクレオシド系抗生物質 / 共役ジエン / オキシセレノ化反応 / ラジカル反応 / モノセレノアセタール / 有機スズ試薬 / オクトシルヌクレオシド / 3,7-アンヒドロオクトース骨格 / ウリジン5'-モノセレノアセタール / 立体選択的 / 6-endo-trigonal様式 / 分子内オキシセレノ化反応 |
研究概要 |
ウリジン5'-モノセレノアセタールとスチリルトリブチルスタナンとのラジカル的炭素ー炭素結合形成反応により高い立体選択性で得られる(5'S)-C-スチリルウリジン(1)を原料に用いた。四酸化オスミウムと過ヨウ素酸ナトリウムによる1のスチリル基の酸化的開裂により、(5'S)-C-ホルミルウリジン(2)へ変換した。化合物2とシンナミルトリフェニルホスホランを反応させることにより分子内オキシセレノ化反応の基質となる共役ジエン(5'S)-C-(4-フェニル-1,3-ブタジエニル)ウリジン(3)を良好な収率で得た。基質3を用い分子内オキシセレノ化反応の効率を調べた結果、塩化メチレンとアセトニトリル(20:1)の混合溶媒中、2当量のフェニルセレネニルクロリドを加え一晩反応を行うと、目的とする3,7-アンヒドロオクトース骨格を有する環化成績体(4)が結晶として析出し、単に濾取するだけで4を75%という良好な得ることに成功した。化合物4は一連のオクトシルヌクレオシドを合成するために必要な官能基を有している。そこで本合成法の有用性を示すためにニッコマイシンSzとオクトシル酸の合成を行った。化合物4の6'位のフェニルセレノ基のラジカル的な還元、5'位の水酸基の反転および7'位のスチリル基の酸化的開裂を経由するカルボキシル基への変換によりニッコマイシンSzの保護体の合成を達成した。更に、5'位の水酸基の反転後、ウラシル塩基の5位のメトキシカルボニル化を経て、オクトシル酸誘導体への変換にも成功した。今後、更に複雑な構造を有する他のオクトシルヌクレオシドの全合成を計画している。
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