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アンチセンス核酸の表皮抗原提示細胞へのデリバリー法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09772031
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 医薬分子機能学
研究機関熊本大学 (1998)
東京薬科大学 (1997)

研究代表者

有馬 英俊  熊本大学, 薬学部, 助手 (50260964)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードアンチセンス抗原 / 経皮デリバリー / 表皮抗原提示細胞 / リボソーム / イオンフォレーシス / アンチセンス核酸 / リポソーム / イオンフォレ-シス
研究概要

マウスIL-10mRNAに相補的な配列を有するアンチセンスDNA(AS-D-oligo,AS-S-oligo)の表皮抗原提示細胞への送達性の向上に関する基礎的検討として,ヘアレスマウスの背部皮膚を用いてAS-oligoの皮膚透過性におよぼすイオントフォレーシス(IP)法の影響をinvitroおよびinvivoにおいて検討した.また,IP法はその電気的パターンの違いにより,直流(DC)型,交流型などに分類されるが,本研究では皮膚刺激性が低いパルス脱分極(PDP)型を用いた.
Invitro実験:AS-S-oligo単独では全く皮膚に浸透しないのに対して,IPを適用した場合,その電流強度およびAS-oligo添加濃度の増加に従い皮膚浸透性は増大し,0.3mA,6時間通電後の累積皮膚浸透率は約60%を示したまたこのPDP型皮膚透過促進効果はDC型に比べて大きく,PDP型IP法の優れた効果が明らかとなった.しかし,皮膚中においてintactなAS-D-oligoはほとんど認められず,DNaseによる分解が示唆されたが,AS-S-oligoは比較的安定であった.
Invivo実験:invitroの結果をよく反映して,IPを適用した場合,その電流強度およびAS-Oligo添加濃度の増加に従い皮膚浸透性は増大した.また,皮膚中にintactなAS-S-Oligoが確認された.また,最近行った予備的検討において,アトピー性皮膚炎モデルマウスNC/Ngaマウスの皮膚中に過剰発現しているIL-10mRNAレベルはAS-S-oligoをIP法で浸透させることにより,顕著に低下させ,AS-S-oligoのアンチセンス効果がinvivoで確認された.
以上の知見は,,AS-S-oligoの表皮抗原提示細胞中への効果的なデリバリー法としてPDP型IP法の有用性を示唆するものである.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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