研究概要 |
(1) データベースの拡充 ・Windows NTサーバーコンピュータに加えて,Apple Share IPプロトコルを用いたサーバーコンピュータを設置した.これにより,複数のOS(Windows,Mac)が混在する環境下で利用できる“診療録データベース″環境を構築した. ・“診療録データベース″用コンピュータとベッドサイドモニタからのデータを収集・処理するコンピュータシステム(既存)をネットワーク接続した.また,ベッドサイドモニタの測定項目以外のデータは,個々の機器の測定データのアナログ出力をA/D変換器を介してTCP/IPによるLAN接続により″診療録データベース″コンピュータに転送するシステムとした.これにより,ベッドサイドモニタおよびその他の測定機器からのデータを″診療録データベース″コンピュータから参照できる環境となった. ・これらの情報を統合して,患者重症度予測,予後・治療効果判定,人員・医材・医療費等のコストを元に作成したCase Base DB(症例毎のデータを集積したデータベース)の症例を追加し,各疾患群別の治療効果評価を行った. (2) 院内ネットワークの拡充 ・ルータ機能の一部を用いて,携帯情報端末を上記″診療録データベース″用サーバーコンピュータに接続(RS-232C)した. ・院内ネットワークシステムの更新(OSのWindows化)により,院内ネットワーク上の検査データ,画像診断,既往歴や投薬・治療歴などの診療情報を″診療録データベース″から参照できる環境となった. (3) リモートアクセス環境の構築(地域医療ネットワーク構築の予備実験) ・上記ネットワーク上のコンピュータと関連病院(1施設)とをISDN回線で接続し,リモートアクセスによるデータベースの相互参照が可能な環境を構築した.
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