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少子化時代の育児援助としてのコミュニティの再建に関する研究-仲間サポートの側面から-

研究課題

研究課題/領域番号 09772096
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 看護学
研究機関神戸大学

研究代表者

大久保 功子  神戸大学, 医学部, 助教授 (20194102)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード出産後 / 心の健康尺度 / テスト再テスト信頼性 / 日常生活ストレス / 孤独 / 仲間サポート / 地域社会 / 子育て / 仲間 / サポート / 育児
研究概要

出産後における女性の心の健康尺度について、テスト再テスト信頼性の検討を行った結果、2ヶ月以上の間隔を空けて使用すれば信頼性が確保されることが明らかになった。
一方、H地域において、環境教育の専門家と臨床心理士、子育て中の女性らの協力を得て、「子育て元気アップ講座」を企画して実施した。内容は、「関わることつながること」、「夫婦関係を見直そう」、「心と体の気功体験」、「子育て情報メディアリテラシー」、「自由企画」で、参加者同士がその日のテーマについて、気づいたことを語り合うグループワークを設けた。1998年12月から翌年2月にわたって上記のプログラムを実施した。参加者は生後2ヶ月から10才までの子どもを持つ、女性35名と男性4名であった。この実施前後において、参加者にインフォームドコンセントを得た上で、日常生活ストレス尺度、自尊感情尺度、社会的ネットワークにおける孤独尺度で調査し、その変化のt検定から、企画した介入の効果の有無を検討した。その結果、両方の調査に協力が得られた参加者は8名であった。日常生活ストレスでは、「話し相手がいないストレス」、「息抜きの時間がないストレス」、「家事のストレス」といった対人関係的なストレスが5%水準で統計学的に有意な減少を示した。また、孤独尺度の下位概念である相互理解得点においては0.01%水準で、個別性得点においては5%水準で有意に増加していた。しかし、自尊感情には変化が認められなかった。この結果から、地域社会で仲間サポートを形成する企画介入は、少なくとも日常生活のストレス軽減と、相互理解を深め個別性を認め合うという点で効果があることが示唆された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大久保功子: "出産に関する主観的認知と子育て中の女性の心の健康得点の経時的変化と再テスト信頼性の検討" 神戸大学医学部保健学科紀要. 14. 17-23 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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