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現代青年の性(sexuality)の形成に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780002
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

中澤 智恵  東京学芸大学, 教育学部, 助手 (00272625)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード性 / sexuality(セクシュアリティ) / gender(ジェンダー) / 性役割 / 青年期 / sexuality / 家庭科
研究概要

本研究は、現代青年の性(sexuality)の形成に関わる諸事象の実態を明らかにし、学校教育及び家庭教育に資することを目的としたものである。首都圏の高校1,2年生を対象とした質問紙調査の結果概要を以下に述べる(数値は、無回答を含んだ全サンプルに対する比率である)。回答は、男子371名、女子460名、合計841名(性別不明10名)を得た。
恋愛についてたずねたところ、「現在好きな人がいる」ものは6割、一方、「現在交際している恋人」がいるものは2割強であった。異性に恋愛感情を持ったことがあるものは約9割、同性に恋愛感情を持ったことがあるものは2.4%である。性行動について、キスの経験があるものは6割、性交経験があるものは3割であった。
また、性規範や性の神話など、性意識についてたずねたところ、「結婚するまでは、性交すべきではない」と考えるものは約1割、「愛し合っているなら、結婚していない間柄でも、性交してよい」約7割、「望まない妊娠なら、人工妊娠中絶してよい」3分の1などの結果が得られた。
性の知識については「膣外射精は、確実な避妊の方法である」に対して「誤り」と答えたものが45%、「生理(月経)が始まったとき、排卵している」に「誤り」が3割弱、「射精しないでいれば、精子は体内に吸収される」に「正しい」が1割弱であった。性の情報源として多くあげられたのは、友人、テレビ、学校の授業、マンガ・コミックス、月刊誌・週刊誌の順である。学校での性教育が役に立つと思うものは6割であった。
性被害についてもたずねたところ、女子の3分の2が「痴漢」にあったことがあり、4割強が裸や性器を見せられた経験がある。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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