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脂肪細胞による不飽和脂肪酸の選択的取り込みと食品成分の影響

研究課題

研究課題/領域番号 09780012
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関武庫川女子大学短期大学部 (1998)
山口県立大学 (1997)

研究代表者

升井 洋至  武庫川女子大学短期大学部, 食生活学科, 講師 (30229364)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード動物細胞 / 脂肪細胞 / 不飽和脂肪酸
研究概要

前年度に引き続き、脱脂血清中で生育可能な脂肪細胞分化形成能を有する3T3Ll ・CHO1/2(B2Cl)の2種類の細胞について検肘した。これまでに単離した細胞には脱分化等の影響もあり、脂肪細胞分化抑制物質の検索に用いるには、脂肪細胞への分化率の低下が見られ、特に3T3Llは通常の分化率を示しにくく、さらに高率に細胞分化する細胞のスクリーニングが必要である結果であった。また、これら細胞による不飽和脂肪酸の選択的取り込みでは、アスタキサンチン等の脂肪族物質の存在下で細胞リン脂質へは、エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸などの多価不飽和脂肪酸の取り込みにおいて、リノール酸やアラキドン酸などと比較して、選択的な取り込みを示唆する結果が得られた.この点については、さらにリン脂質の分子種分析により、検討しなければならないが、フォスホエタノールアミンへは、長鎖でかつ多価不飽和の脂肪酸ほどその取り込みが行われやすい結果が示された.また、脂肪細胞分化抑制物質の検索ではキノコ類について特に検索したところ、マイタケ・シイタケからの非熱処理で抽出した画分から、タンパク性の脂肪細胞への分化を抑制する物質をほぼ単離できたが、高濃度の添加では細胞の生育を阻害した。その構造については解析中である。これらの脂肪分化抑制を示す物質の細胞への添加時期は誘導培地と同時に添加した場合の結果で、細胞分化への誘導阻害についての機構は不明である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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