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障害者のスポーツ参加を阻む社会的・心理的要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780097
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

藤田 紀昭  日本福祉大学, 社会福祉学部, 助教授 (40199344)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード障害者 / スポーツ / 参加規定要因 / 心理的要因 / 社会的要因
研究概要

本研究の目的は身体障害者(本研究の場合視覚障害者及び車いす利用の肢体不自由者)のスポーツ参加を阻んでいる社会的、心理的要因を明確にすることであった。このうち、平成9年度は視覚障害者を対象として、また、平成10年度は車いす利用者を対象として面接調査を行なった。いずれも現在スポーツを実施している人及び、スポーツを行なっていない人の両者を対象とした調査である。
視覚障害者・スポーツ非実施群ではスポーツ施設までのアクセシビリティの悪さ、指導者、仲間、自己の健康に対する不安感がスポーツ参加阻害要因として働いていること。車いす利用者・スポーツ非実施群では障害の未授容、スポーツへの社会化エージェントの不在、体力面の不安感がスポーツ参加を阻んでいることが多かった。両者の比較では、視覚障害者に外的要因を阻害要因としてあげるものが多く、車いす利用者の場合心理的要因をあげる人が多かった。
スポーツ実施群では、いずれの障害者とも先にあげた阻害要因を除く力(主に社会化のエージェント)の存在があげられ、スポーツの実施を通して自信を回復し、QOLを向上させている場合が多いことが明らかになった。これらのことから、障害のある人をスポーツ実施にむかわせるには、彼らをスポーツにアプローチさせるマンパワー,サービス(社会化のエージェント)の存在が欠かせないこと、心理的要因は阻害要因にちがいないが、スポーツ参加を通して取り除かれていく性質のものであることが明らかになった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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