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農山村リゾート開発と県境地域間連携による辺境地域の活性化に関する観光地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780130
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 人文地理学
研究機関立教大学

研究代表者

千 相哲  立教大学, 社会学部, 助手 (40287909)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1997年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
キーワード県境地域 / 交流 / 連携 / グリーンツーリズム / 辺境地域 / 交流と連携 / 川島町 / 東庄町 / 入広瀬村 / 安塚町 / 板倉町
研究概要

本研究は、立地的に不利である県境地域を対象に、地域活性化策としての「交流」、「連携」の実態を究明する目的で行われた。本年度は、新潟県入広瀬村、安塚村、板倉村、長野県、静岡県、愛知県にまたがる三遠南信地域、三重県美杉村、福井県和泉村、石川県加賀市、山梨県丹波山村、小菅村、富山県上平村等を対象に現地調査を実施した。
都市との「交流」に主眼が置かれているグリーンツーリズムについては、本調査地域に限り、地域はそれほど多くの期待を寄せていない。その理由は、農村地域は自らが持っている自然や文化のすばらしさにまだ気づいていないことと、グリーンツーリズムの推進に当たって縦割り行政による押付け式指導が現地の実状に合っていないことがあげられる。従って地域文化や歴史の掘り起こし、地域の特性に合った地域活性化が求められる。そのためには、政策的には、欧米の農村を事例とするヨーロッパ版グリーンツーリズムの日本農村への適用に関する再考と日本の農村の居往、生活パターンに適したグリーンツーリズムの展開策の工夫が必要である。
県境地域間の連携においては、地域的課題を抱えている多くの地域が連携の構想や取り組みを行っている。これらの地域は地域的課題の解決をするために県境地域間の連携について前向きに考えていることが明らかになった。連携の内容は、道路建設、観光案内、パンフレット作成などの共同歩調である。しかし、どのように進めればいいのかというその進め方に関する知識がない点が指摘できる。また、国の認識不足で行政からの支援が得られにくいという政策面での補助を謳っているところも多い。さらに連携の主体が行政となっている所が多く、民間レベルでの協力や連携を進めていくことが肝要であり、行政の側面からの支援が望まれる。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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