研究課題/領域番号 |
09780147
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
植野 真臣 千葉大学, 文学部, 助手 (50262316)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | インターネット / コンピュータ・テスト / テスト理論 / ネットワーク型テスト理論 / 遠応型テスト / テスト / 評価 / 教育工学 |
研究概要 |
申請者が提案した新しいテスト理論、ネットワーク型テスト理論を用いて、コンピュータテストシステムを構築する。システム構成は以下,の通りである。1. アイテム・バンクシステム、2. テスト実施システム、3. 情報量最大化原理に基づく適応型テスト機能である。4. 自動採点機能、5. インターネットによる遠隔受験機能である。開発言語はJavaによって開発され、受験者が遠隔授業などで学習した際に、その学力を測定することができる。また、適応型テスト機能により、少ない項目数で学習者がどこで、行き詰まったのかなどを知ることができる。実際にテスト(統計学)を教育学部学生に実施し、アンケート調査を行った結果、成績にはインターネットテストであることが影響しないが(よくも悪くもならないが)、混雑するときのコンピュータテストの動作が鈍いことの学習者へのストレスが指摘されていた。また、教師としては、使ってみたいが学生としてインターネットテストを受けることのメリットがもう一つ感じられないなどの指摘もあった。このような意味で、本コンピュータテストが、学習者の受験項目数を大幅に精度を落とさずに減少させていることを教示することによってこのイメージを大分好感のほうに転化できることであろうと考えられる。いずれにせよ、コンピュータテストを受けることの学習者のメリットをもう少し考えていかなければならない。現時点での問題は、アイテムバンク中の項目数が多くなり過ぎると、計算理論的に計算不可能となことがこのテスト理論の最も重要な問題点である。そのため、その解決法を提案した。これから、大規模型の診断型テストやCAIに応用できることと考えられる。
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