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大型プロジェクターとLANを用いた聴覚障害者のための授業支援システム

研究課題

研究課題/領域番号 09780164
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育工学
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

皆川 洋喜  筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (00273285)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード聴覚障害 / 情報補償 / 授業研究 / マルチメディア / ネットワーク / コミュニケーション / 液晶プロジェクター / 液晶タブレット / ネットワーク会議 / AHP
研究概要

本研究の目的は、聴覚障害を持つ学生を対象とした授業の中で生じる様々なコミュニケーションの障害を克服・支援するシステムを実現することである。平成9年度には、実際の授業の中でどのような障害が生じているかを調べるアンケート調査を行い、AHP(階層構造に基づく分析法)により分析し、その結果に基づいて、液晶プロジェクターをベースとしたコンピュータネットワークによるコミュニケーションシステムを開発した。
平成10年度は、これまでの結果をまとめ、8月に国際会議(15th IFIIP World Computer Congress,Vienna and Budapest)にて研究発表を行った。
さらに、これまでに開発した、コンピュータネットワークを用いたコミュニケーション支援ソフトウエアを改善した。これは、教官用端末から入力したメッセージを、学生用端末に表示し、学生に対して適切な指示を与えるものである。まず、実際の授業の中で既存のソフトウェアを使用し、アンケート調査により評価を行った。その結果、「目的に応じたメニュー選択が必要」、「画面表示のデザインに工夫が必要」、「乱用されては迷惑」など、1.ソフトウェアの機能面の問題、2.ユーザの認知的インタフェースの問題、3.ユーザ間の利用方法(マナー)の問題が指摘された。以上の問題点を考慮し、ソフトウエアの改善を行った。
また、本研究成果に基づいて、デュアル液晶プロジェクター、タッチパネルディスプレイ等により構成され、様々な情報補償が可能な「障害者マルチメディア教育システム」(教育研究特別設備費)を提案し、筑波技術短期大学全学共用設備として平成11年3月に導入された。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroki Minagawa: "A Support System for Explaining Diagrams at the Class of Hearing Impaired Students Using a LCD Pen Tablet and a Video Projector" Proceedings of the XV.IFIP World Computer Congress,Computers and Assistive Technology-ICCHP98. 118. 117-118 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 皆川 洋喜: "聴覚障害に配慮したコンピュータ室レイアウトの提案" 筑波技術短期大学 テクノレポート. 6 (掲載予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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