研究課題/領域番号 |
09780181
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教科教育
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
山崎 貞登 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (40230396)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 科学・技術教育 / アクション・リサーチ / ホリスティック・カリキュラム / 技術科教育 / 地域素材 / ポートフォリオ / 環境保全教育 / 共生教育 / 科学技術教育 / 環境保全 / 共生 / 教材開発 / 根粒細菌 / マメ科作物 |
研究概要 |
本研究は、環境保全や共生概念を導入した科学・技術教育の教材開発を、教育課程研究、国際比較教育研究、全日本および新潟県中学校技術・家庭科研究会とのアクション・リサーチを総合した研究である。なお、本研究成果により、科学教育と技術教育の相互の文脈や特徴をより生かしたネットワーク化が必要であることが明らかになったために、「科学・技術教育」の表記で統一した。 環境保全や共生概念は、クロス・カリキュラァ・テーマであるため、主として連合王国のホール・カリキュラム論を研究し、日本の文脈に沿ったホリスティック(全体論的)カリキュラムを開発し、第36回関東甲信越地区中学校技術・家庭科研究大会で公開研究授業を発表した。 技術科教育の認識対象として、ネットワーク化のための4連携テーマ「材料と加工技術」「エネルギー変換技術」「情報」「生物資源育成技術」を提案した。環境保全や共生概念を導入した「刈羽豆」「刈羽節成キュウリ」の地域素材を教材とした。「エダマメ、キュウリ、ダイコンの栽培」を題材にして、化学肥料と有機質肥料の比較栽培、化学農薬使用と無使用の比較栽培を共通学習課題として、それらの学習効果の量的検証と質的解釈を行った。カリキュラム開発研究では、各4連携テーマと関連した教材の有効性をアクション・リサーチで量的に検証するとともに、質的デーダの解釈を行った。技術科教育の認識方法としては、「動機」「設計」「製作・育成」「技術評価・環境影響評価」の4要素からなる「技術的課題解決力」とした。本教材の学習効果を高めるために、主として欧米で用いられているボートフォリオを参考にして、日本の文脈にあう学習ファイルシステムを開発した。
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