• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

メンタル・レキシコンを応用したホームページ型語彙学習ソフトの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09780191
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教科教育
研究機関比治山大学

研究代表者

馬本 勉  比治山大学, 現代文化学部, 助教授 (40213483)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード英語教育 / 語彙学習 / メンタル・レキシコン / ハイパーテクトス / ホームページ / メンタルレキシコン / 語感 / ハイパーテクスト
研究概要

本課題研究においては、語の記憶の「連鎖」とハイパーテクストにおける「リンク」の類似性に注目し、コンピュータを用いた英語の語彙学習システムの構築を行った。2年間の研究期間中、学内のWebサーバを用いて各学習者のホームページを作成し、学内外からのアクセスが可能な形で、個人個人の連想ネットワーク(擬似メンタルレキシコン)を公開した。(http://ipr.hijiyama-u.ac.jp/〜umamoto/)
特に2年目の本年度は、ホームページ作成ソフトの新規導入により、Webページ作成の負担を軽減できたことが大きい。1年目の文字情報中心・学内サーバ内リンク中心のものから、映像を含むマルチメディア情報・全世界の情報網へのリンクを伴う「擬似メンタルレキシコン」の立体化が進んだように思われる。同時に学習者間のリンクも進み、他者のメンタルレキシコンとの比較も容易になった。
ホームページの作成・閲覧過程を通じての「語彙力」の伸びは、多くの学習者が実感するところとなった。特に、日本語による概念の広がりをきっかけとした英語の語彙拡充の一形態が、本研究で言うところの「学習システム」において実現できたように思われる。
また、学習者のメンタルレキシコンの観察を通じ、対象とする語と共に学習するのが望ましい(周辺的な)情報のあり方についても検討が進んだ。上位語・下位語・類義語などの関連語や、コロケーションなどの語法的な連想に加え、学習者の個人体験に基づく「リンク」に目を向けることにより、「語と語の連なり」「語義の広がり」「語感の深まり」といった「立体的」な語彙学習のための、語彙選定への提言を行うに至った。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 馬本 勉: "ハイパーテクトスと英語語彙学習" 英語と英語教育. 4. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 馬本 勉: "英語語彙学習とコンピュータ" 比治山大学 英語教育研究室, 110 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 馬本 勉: "「多義」の再考-語感とコミュニケーション" 英語と英語教育. 2. 109-118 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Umamoto, Tsutomu: "Hypertext and the Mental Lexicon : Using the Homepage for Learning Vocabulary" 言語文化研究会研究紀要. 13. 19-29 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 金野伸雄・馬本 勉 山本克子・高橋 久: "英語の語・語法の総合的研究所〔II〕" 比治山大学現代文化学部紀要. 4. 113-138 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi