研究課題/領域番号 |
09780204
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
半田 淳子 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (90282780)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 外国人児童生徒 / 教科教育 / 日本語教育 / イマージョン教育 / 第2言語による教科教育 |
研究概要 |
今年度は、鳴門教育大学で開催された日本児童文学会に於いて、日本語イマージョン教育の法法と、ホールランゲージの考え方を背景にした教材の扱い方について研究発表をおこなった。その折、複数の教科内容を一つのテーマに結びつけて教える方法は、新しい小学校学習指導要領の総則で触れられている「総合的学習」にも応用できるのではないかという指摘があった。 平成9年9月1日に文部省が行なった「日本語教育が必要な外国人児童・生徒の受け入れ状況等に関する調査」を見ると、公立の小中学校に在籍する外国人児童・生徒数の増加は変わらず顕著であることが明らかになる一方で、日本語教育等特別の指導を実際に受けている児童・生徒数は、減少する傾向にある。このことは、来日から数年が過ぎ、日常会話が十分にできるようになり、取りだしクラスからホームクラスへ戻される子供たちが増えていることを意味している。 国際理解教育も視野に入れた、日本人と外国人の子供たちが共に学ぶホームクラスでの授業展開を考えた場合、テーマ別の上記のような教科統合形の学習方法は、在日外国人児童・生徒の日本語教育にとって有益であるばかりか、教室活動の活性化にもつながるものと確信する。今後は、具体的な指導方法や教案について、雑誌や紀要を通じて発表していく予定である。
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