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ソフトウェアフォールトトレランス手法を用いた開発期間短縮の試み

研究課題

研究課題/領域番号 09780285
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

島 和之  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40263438)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードマルチバージョンソフトウェア / フォールトトレランス / デバッグ / 故障 / モジュール / ソフトウェア増殖法 / ソフトウェア工学実験 / 開発期間 / ソフトウェア工学 / コスト / バーション / 欠陥 / テスト / 信頼性
研究概要

研究代表者が提案しているソフトウェア増殖法では,プログラムが故障したときに,そのプログラムのどのモジュールが故障の原因となっているのかを調べる.よって,プログラムのテストにおいて,ソフトウェア増殖法を用いることにより,欠陥を含むモジュールを検出することが可能となり,デバッグ期間を短縮できると考えられる.ただし,どの程度の期間を短縮できるのかは不明である.
本研究では,欠陥を含むモジュールをソフトウェア増殖法を用いて検出する実験,および,開発者がその欠陥を検出する実験を行う.これらの実験結果より,ソフトウェア増殖法によって,デバッグ期間がどの程度短縮できるのかを示す, 本研究は,次の段階に従って研究を進めた.1)プログラムを制御するドライバの作成,2)プログラムの作成,3)テストデータ生成プログラムの作成,4)ソフトウェア増殖法の適用,5)欠陥の検出実験,6)実験結果の分析.
プログラムの数は16,作成期間は約2週間,サイズは平均560行であった.テストの結果,16プログラム中3プログラムが故障した.故障した3プログラムのデバッグを行ったところ,7つのモジュールが合計13の欠陥を含んでいた.デバッグに要した時間は合計11時間であった.一方,作成された16プログラムについてソフトウェア増殖法を用いて欠陥モジュールの検出を行ったところ,欠陥を含む全てのモジュール検出することができた.よって,提案手法によりデバッグ期間を短縮できることが示された.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shima,Kazuyuki: "A comparison of correlated failures for software using community error necovery and software breeding" IEICE Transactions on Information and Systems. E80-D・7. 717-725 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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