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視覚メディアを用いた人間-計算機間の協調対話に基づくメンタルモデルの獲得

研究課題

研究課題/領域番号 09780334
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関京都大学

研究代表者

角所 考  京都大学, 総合情報メディアセンター, 助教授 (50263322)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードマンマシンコミュニケーション / インタラクション / 対話ベース学習 / 意図理解 / 表情コミュニケーション / 合成顔 / 仮想現実感 / 立体知覚 / 移動ロボット / 経路理解 / モデル獲得 / 言語メディア / 視覚メディア / 意思伝達 / メディア変換
研究概要

マルチメディア技術の進歩に伴い,人間-計算機間の対話において,様々なメディアの利用が可能となったが,あるメディアを用いて意図がどのように表現されるかは,目的や個人によっても異なるため,ユーザの意図が計算機に適切に伝達されるには,ユーザ・計算機双方において,メディアと意図との対応付けを一致させる必要がある本研究では,視覚メディアを対象として,ユーザと計算機との対話を通じて,ユーザ自身の意図表現モデルを計算機が学習・獲得することを目指し,以下のような課題に関する研究を行った.
(1) 仮想物体操作を通じた視差画像からの個人立体知覚情報の獲得
仮想物体操作における立体形状表示のためのメディアとして,視差画像が広く利用されているが,人間の立体知覚は両眼視差以外の要因にも影響されるため,仮想空間の視差画像からユーザが知覚する空間と元の仮想空間とは厳密には一致しないことが知られている.そこで,ユーザによる仮想物体操作の過程を通じて,その操作が成功するように仮想空間を変形することにより,両者を一致させる処理を実現した.
(2) 表情コミュニケーションのための個人表情表現モデルの獲得
仮想都市や遠隔会議等でのコミュニケーションにおいては,少ないデータ量や匿名性が実現可能な表情伝達のためのメディアとして,合成顔が利用される場合が多い.この際,ユーザの顔の実画像から合成顔への変換が必要となるが,個人の顔の特徴は様々に異なるため,元の顔画像に幾何学的に最も近い合成顔を利用したとしても,ユーザが本来意図した表情が表現されるとは限らない.そこで,実顔画像と合成顔画像の正しい対応付げをユーザとのインタラクションを通じて対話的に獲得する処理を実現した.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 角所 考: "Agent Navigation under Liguistic Instructions of a Route Using Contextual Information" Proceedings of IEEE International Conference on Systems,Man and Cybernetics (San Diego,USA). 4133-4138 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "仮想布操作のための視覚・力覚フィードバックの実現" 画像電子学会研究会予稿(98-05-05). (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "表情コミュニケーションのための事例に基づく表現モデルの作成" 情報処理学会第58回全国大会. Vol.4. 7-8 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "仮想物体操作の与える空間的制約を利用した個人知覚情報の獲得" 情報処理学会第58回全国大会. Vol.4. 227-278 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 角所考: "移動ロボットによる言語的経路指示理解のための記号情報とパターン情報の対応付け" 人工知能学会誌. VOL.13,No.2. 221-230 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "Media Information Processing in Documents --Generation of Manuals of Mechanical Parts Assembling--" Pro.of the Fourth International Conference on Document Analysis and Recognition(Ulm,Germany). Vol.II. 792-796 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "自律移動エージェントによる道標を用いた記号的な経路記述の理解のための認識機構の学習" 電子情報通信学会技術研究報告. PRMU 97-13. (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "言語的な経路指示による移動ロボットの誘導とユーザへのカスタマイズ" 電子情報通信学会技術研究報告. HIP97-9. (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "仮想空間における対話的衣服設計に関する基礎的検討" 情報処理学会研究報告. 97-HI. (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 角所 考: "骨格線を用いた交差点認識のための能動的観測計画手法" 第15回日本ロボット学会学術講演会論文集. 581-582 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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