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知的画像検索のための複数の観点に基づくデータベースの構造化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09780340
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

岩佐 英彦  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード画像検索 / 知的検索 / 画像データベース / データベースの構造化 / 重複概念 / 概念形成 / クラスタリング
研究概要

本研究においては、「画像や文書を含むデータベースから様々な観点を抽出し、それらに基づいてデータベースを構造化する手法」の開発を目的として、
1. 複数の観点に基づく情報の分類構造の学習手法の開発
2. 多様な観点から画像の類似性を評価する画像検索システムの開発
を行なった。
複数の観点に基づく情報の分類構造の学習手法の開発においては、まず、複数の属性を有するデータ集合を様々な観点から分類するアルゴリズムを開発した。さらに、実データ(人工知能分野において学習アルゴリズムの評価によく用いられるベンチマークテスト用データベース)を用いて本アルゴリズムの評価実験を実施し、複数の観点を利用して概念学習を行なうことが、良い分類構造の学習、すなわち、未知のデータを受けとった時にそのデータの性質を適切に予測することが可能な分類構造の学習に寄与することを確認した。
多様な観点から画像の類似性を評価する画像検索システムの開発においては、人間が画像の類似性を評価する際に画像における色の空間的な分布を考慮しているのではないかという仮定に基づき、画像を複数の長方形領域に分割することによって色の空間分布を画像の構図として抽出するアルゴリズムを開発した。そして、抽出した構図を利用することによって、色が類似しているだけでなく、中央にオブジェクトが存在するなどといった観点からも類似画像の検索が可能な画像検索システムを構築した。また、実験により、構築した画像検索システムが、従来の構図を考慮しない検索システムと比較して、画像の一部分の領域での色の分布が類似しているなどといった多様な観点から、画像の検索を行えることを確認した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 岩佐 英彦: "束構造を用いた重複概念学習の検討" 情報処理学会第55回全国大会講演論文集. 分冊2. 523-524 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 英典: "可変構図テンプレートを用いた色情報に基づく類似画像検索手法の実験的評価" 画像電子学会第167回研究会講演予稿. EID98-171. 13-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 英典: "色情報の空間分布を考慮した類似画像検索" 電子情報通信学会技術研究報告. IE98-162. 45-50 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 山本 英典: "可変構図テンプレートを用いた色情報に基づく類似画像検索手法の検討" 情報処理学会第57回全国大会講演論文集. 分冊3. 267-268 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] H.Yamamoto: "A Content-Based Simirality Retrieval of Images Based on Spatial Color Distribution" Proc.International Conference on Image Analysis and Processing. (発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 岩佐 英彦: "束構造を用いた重複概念学習の検討" 情報処理学会第55回全国大会講演論文集. 分冊2. 523-524 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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