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空間概念のメンタルイメージ表現と知的コミュニケーションへのその応用

研究課題

研究課題/領域番号 09780365
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 知能情報学
研究機関近畿大学

研究代表者

淡 誠一郎  近畿大学, 理工学部, 講師 (00207276)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードメンタルイメージ / メンタルモデル / 空間概念 / マルチモーダル / 知的コミュニケーション / 認知地図 / 略地図 / 地理情報処理
研究概要

人間は世界についての情報をかなり抽象化した形で内的表現しているはずである.このイメージを本研究ではメンタルイメージと呼んだ.具体的には,メンタルイメージの利用されるべき課題として,地図情報の認識/生成や機械組立の説明生成について考え,いくつかのシステムを試作した.
地図情報に関しては,地図情報のモデル化,略地図と説明文の自動生成,経路移動シミュレーションなどを試みた.これは主に2次元的な空間概念に関わるものである.経路情報伝達のための地図情報表現としては道路ネットワーク表現を用いた.
また,3次元的な空間概念を扱うものとして機械組立を採り上げ,説明と説明図,アニメーション生成などのシステムを試作した.これらでは組立2分木と呼ぶ,機械部品の組み合わせと配置関係の記述法を導入したが,これは人間が言語的に構造を掌握するための定性的な構造情報に,厳密な3次元的な配置と組立構造を決定する手がかりとなりうる特徴情報を加えた表現である.
本研究では,物体の位置関係や経路などの空間的な情報を人間に伝達するという問題について考えたわけであるが,現在我々がシステム側の立場として利用できる情報伝達は,通常の言語からはじまってCGやバーチャルリアリティなどまでに広がってきている.表現の多様化はコンテンツ作成の負担増加に直結するため,計算機システムと人間の共同作業が不可欠であるが,そのためにも人間のメンタルイメージと整合のとれる形でのシステム内表現がますます重要性を増すと結論づけられる.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 土井雅貴: "組み立て誤りからの復旧支援システム" 1998年電子情報通信学会基礎・境界ソサイエティ大会. A-15-11. 186 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 淡 誠一郎: "粗輪郭からの対象物抽出アルゴリズムの並列化に関する一考察" 近畿大学 理工学部研究報告. 第34号. 173-178 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 井宮大輔: "組み立てAND/ORグラフに基づく組み立て誤りの検出" 1999年電子情報通信学会総合大会. (発表予定). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 淡誠一郎: "機械組立における完成品モデルと組立情報の対話的生成" 近畿大学理工学部研究報告. 第33号. 253-261 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 淡誠一郎: "組立説明図生成システムにおける補助オブジェクトの自動配置と説明図の対話的生成" 近畿大学理工学部研究報告. 第33号. 263-270 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 淡誠一郎: "略地図による経路案内のための地図道路構造のモデル化" 近畿大学理工学部研究報告. 第33号. 271-277 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 淡誠一郎: "粗輪郭からの対象物抽出アルゴリズムの並列化について" 情報処理学会第56回全国大会講演集. 第2分冊. 3P-04 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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