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血小板膜タンパク質GP-VIのクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 09780554
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造生物化学
研究機関久留米大学

研究代表者

三浦 芳樹  久留米大学, 分子生命科学研究所・高分子化学, 助手 (90279240)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード血小板 / コラーゲン / 活性化
研究概要

血小板は血管の破綻箇所に露出したコラーゲンと接着の後、凝集・脱顆粒し、血小板血栓を形成する。glycoprotein VI(以下、GPVIと略)は血小板上に存在するコラーゲン受容体であり、その欠損症患者血小板の解析によりGPVIがコラーゲンの刺激を細胞内に伝達する受容体であることが明らかにされつつある。申請者はWGAレクチンカラム、ヘビ毒アフィニティ力ラム、逆相系力ラムを用いGPVIを分離した。SDS-PAGE後、GPVIのバンドを切り出し、ゲル内でトリプシン処理することによりペプチド断片を得、気相シーケンサーによりアミノ酸配列を決定した。得られた配列情報よりPCRプライマーを合成し、血小板total RNAに対しRT-PCRを行った。PCRにより得られたDNA配列を元に5'RACE、3'RACEを行いGPVIをコードする全DNA配列情報を得た。GPVIは免疫グロブリン様ドメイン持つ免疫グリンスーパーファミリーに属する1回膜貫通型の膜タンパクであった。膜貫通ドメインと考えられる部分にはFC受容体γ鎖との相互作用に必要と提唱されているArgが存在していた。このことはGPVIのシグナルが免疫沈降実験などによりFC受容体γ鎖を介しているということと一致する。細胞質ドメインは他の免疫グロブリンスーパーファミリーとの相同性も低く、ユニークな配列をもつことよりこの部分がGPVIのシグナル伝達に対し重要な役割を果たしていると考えられる。また、得られたcDNAをプローブとしノーザンブロッティングを行うと骨髄、胎児肝臓に発現がみられた.

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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