研究課題/領域番号 |
09780558
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
西野 秀昭 北海道大学, 医学部, 助手 (40198487)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | Smith-Lemli-Opitz症候群 / コレステロール / 7-デヒドロコレステロール / 小胞体膜 / ステロール14レダクターゼ / HMGCoAレダクターゼ / ステロール感受性ドメイン / NADPH-シトクロムP-450レダクターゼ / 7-dehydrocholesterol / reductase / NADPH / cytochrome P-450 / recessive disorder / iron-sulfur / Smith-Lemli-Opitz syndrome / cDNA cloning |
研究概要 |
7-デヒドロコレステロールレダクターゼ(7R)は知恵遅れや発生異常を特徴とするSmith-Lemli-Opitz症候群の原因遺伝子と考えられている。7Rは補酵素としてNADPHを必要としているが、NADHでも反応が起こることや7R活性は小胞体膜に結合していることから、小胞体膜電子伝達系の関与が考えられた。そこでNADPH-シトクロムP-450レダクターゼ(fpT)に対する特異抗体とインキユベーションしたところ、7R活性が低下した。小胞体膜の中性界面活性剤による可溶化上清をDEAEセルロース力ラムでクロマトグラフイーを行ったところ、7R活性は精製したfpT存在下でのみ検出された。また小胞体膜を各種プロテアーゼで処理すると、7R活性は消失したが、精製fpTを加えることによって活性が回復した。以上のことから、7R活性は少なくとも7R分子とfpTから構成されていることが明らかになった。また7RcDNAの塩基配列から推定されたアミノ酸一次構造を他のホモロジーの高いタンパク質、ステロール14レダクターゼやラミンBレセプターと比較したところ、7R活性に特異的と考えられるアミノ酸配列が見い出された。またN末端アミノ酸は細胞質側に存在し、10回膜を貫通して細胞質ドメインを持つことが予想された。またジヌクレオチド結合モチーフは見い出されなかったが、ステロール感受性ドメイン様構造が第7番膜貫通部位に存在していた。7RはHMGCoAレダクターゼと同様7-デヒドロコレステロール水酸化物による活性調節を受ける可能性が示唆された。
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