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核内低分子RNAキャッピング酵素の構造と活性制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 09780582
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機能生物化学
研究機関日本大学

研究代表者

榛葉 繁紀  日本大学, 薬学部, 助手 (20287668)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード核内低分子RNA / キャップ構造 / キャッピング酵素 / SnRNA
研究概要

ヒトU6snRNAキャッピング酵素のcDNAクローニング過程において我々はこの酵素と相似性をもつ蛋白質p110^<nrb>を単離した。このp110^<nrb>のcDNA配列はヒトゲノムプロジェクトにおいて見い出された未知の蛋白質と同一のものであった。また線虫においてもこの蛋白質の配列は一部保存されていた。詳細なモチーフ検索を行った結果、このp110^<nrb>は非常に酸性であり(pI5.28)、核移行シグナルおよびRNPモチーフを有していることが明らかとなりこの蛋白質のRNA結合活性が予測された。そこでノースウェスタン法によりRNA結合活性を検討したところこの蛋白質がRNAとの結合性を有していることが示された。またこの蛋白質の抗体を作成し細胞内分布を検討したところ、核質に均一に分布していることが示された。またヒトの各臓器における発現をノーザンプロッティング法により検討したところ検討した各臓器すべてにおいてほぼ同程度の発現が観察された。以上の結果より、本研究で見い出されたp110^<nrb>は各臓器に普遍的に存在するRNA結合蛋白質であり、進化の過程においても保存されていることから細胞の恒常性を保つうえで重要な機能を果たしていると考えられる。またこの蛋白質はヒトゲノムプロジェクトにおいて見い出された未知の蛋白質と同一のものであることからヒトゲノムプロジェクト後の発展に関しても有用な知見であると考えられる。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Jian Gv: "Isolation and characterization of a new 110kDa human nuclear RNA-binding protein" Biochimica et Biophysica Acta. 1399. 1-9 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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