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ショウジョウバエNotchシグナルの選択的伝達の可能性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 09780670
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関理化学研究所

研究代表者

村田 武英  理化学研究所, ジーンバンク室, 研究員 (50281621)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードショウジョウバエ / 個体発生 / 細胞間シグナル伝達 / 遺伝学的解析 / 遺伝子クローニング
研究概要

ショウジョウバエの翅縁形成に関わるhiiragi遺伝子は、その変異体の解析からNotchシグナルに関わることが示唆されており、前年度に行った活性型Notchを用いた解析から、Notchより下流あるいはNotchと協調的に機能することが示唆された。
本年度は、NotchのリガンドであるSen-ateの強制発現による表現型がhiiragi変異体では抑制されるかどうかを調べた。Serrateの強制発現は活性型Notchの強制発現と同様に翅縁特異的に発現するcutの転写を誘導した。また、Serrate発現領域では異所的に翅縁の形成が誘導された。Serrate強制発現によるこの様な異所的な翅縁領域の誘導は、hiiragi変異体を用いた解析の結果、hiiragiの機能を欠失させることによって抑制された。このことから、hiiragiはSerrate(リガンド)のNotch(受容体)への結合によるシグナルカスケード下流で、本来はNotchの正の調節因子として機能することが考えられた。
これとは別に、hiiragi座位のゲノム解析およびcDNA解析により、hiiragi遺伝子DNA配列を決定した。cDNAから予想されるHiiragiアミノ酸配列は脊椎動物で既に同定されていた配列と高い相同性を示しており、hiiragi変異体でのウシHiiragi相同遺伝子の発現によってhiiragi機能欠失型変異体の表現型が救済できたことから、Hiiragiはアミノ酸配列のみでなく機能的にも動物種間で保存されていることが明らかとなった。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 村田武英: "Notchシグナルとリガンド" 生化学. 第70巻. 43-48 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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