研究課題/領域番号 |
09780690
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
内山 孝司 北里大学, 理学部, 助手 (20276174)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ホメオボックス遺伝子 / 筋分化 / 体節 / 骨格筋 / 胚性幹細胞 / 遺伝子ターゲッティング / トランスジェニックマウス / マウス発生工学 / 発生工学 |
研究概要 |
1) Lbeホモローグ遺伝子Lbx1の遺伝子ターゲッティングマウスの作出 Lbx1タンパク質コード領域をネオマイシン耐性遺伝子に置換したノックアウトベクターを作製し、相同組み換えを利用して胚性幹細胞に導入した。4クローンの相同組換え体細胞株をもとにキメラマウスを作製した。そのうち1クローンにおいて生殖系列への伝達が確認された。現在、このキメラマウスに由来する個体どうしを交配し、Lbx1のホモ変異個体を得る段階に至っている。 2) 筋節に異所的にLbx1を発現するトランスジェニックマウスの作出とその組織学的解析 Myogeninプロモーターの下流にLbxl遺伝子を結合したトランスジェニックベクターを、あらかじめLacZ遺伝子を導入してある胚性幹細胞(以下LacZ胚性幹細胞)のゲノムに組み込んだ。このLacZ胚性幹細胞(合計11クローン)と正常胞胚とでキメラマウスを作出した。このうちTV10と名付けた細胞株を用いて作成したキメラマウス胚(11.5日)でLbx1の発現部位を解析したところ、肢芽領域以外の筋節にもLbx1の異所的な発現を確認した(10個体中5個体)。この時、筋節からの細胞の移動や、筋節での形態異常は認められなかった。さらにキメラマウスの出生後、骨格筋の組織学的解析を行ったところ、X-gal染色によってES細胞由来の細胞が含まれていると確認された前肢骨格筋(2個体中2個体)及び、背筋(3個体中3個体)で、筋組織の萎縮などの明らかな異常が観察された。また、同細胞株を用いた別の系列のキメラマウスでは、生後約6週齢および12週齢で、後肢骨格筋の組織学的な解析を行ったところ、3例中1例において、同様に筋組織の異常が観察され、筋線維の直径が正常なものに較べ大きくなっていることが観察されたが、現在のところ再現性は認められない。
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