研究課題/領域番号 |
09780700
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
後藤 薫 山形大学, 医学部, 教授 (30234975)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 神経細胞 / 核 / リン脂質代謝 / ジアシルグリセロールキナーゼ / 免疫組織化学 / 中枢神経 / 細胞内情報伝達機構 / 核内情報伝達機構 |
研究概要 |
IV型DGキナーゼ(DGK-IV)は、DGキナーゼアイソザイムの中で核移行シグナルを持つユニークなものであり、細胞核内におけるイノシトール情報伝達系に関わることが示唆されている。我々は、このIV型DGキナーゼの機能を解析する目的で、遺伝子導入COS細胞においてエピトープタグ抗体を用い、IV型DGキナーゼが細胞核内に局在することを報告してきた。本研究では、非増殖細胞である神経細胞でのIV型DGキナーゼの細胞内局在を明らかにする目的で、昆虫細胞(sf21)発現系を用いてIV型DGキナーゼの部分蛋白を発現させ、これを抗原として家兎免疫抗体を作製し、免疫組織化学的検索を行った。ラット脳ホモジネートを用いてウエスタンブロットを行ったところ、作製した抗体はIV型DGキナーゼの推定分子量104kDa付近で単一バンドを認識した。免疫組織化学的検索では、4%パラホルムアルデヒドあるいはPLP灌流固定ラットの脳を材料にし、抗体は発現蛋白によるアフィニティ精製したものを用いた。 IV型DGキナーゼの免疫陽性反応は、大脳および小脳の大部分の神経細胞の核内に、様々な発現強度で検出された。特に、大脳皮質第V層の錐体細胞や小脳プルキンエ細胞などの大型の神経細胞では核内の免疫反応も強く、加えて細胞体および樹状突起などにもび漫性の免疫反応が認められた。神経細胞核内の免疫反応は、均一ではなく粗な顆粒状に検出され、核小体と思われる領域は陰性であった。
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