研究課題/領域番号 |
09780708
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
大山 恭司 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (00255423)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1997年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | L1 / 6B4 proteoglycan / phosphacan / Mesencephalon / Dopamine neuron / Migration / NCAM-H |
研究概要 |
1. 全胚培養法を利用した抗L1抗体による阻害実験 胎生10日のマウス胎仔の脳室内に抗L1抗体を注入した後、回転培養を行った。2日間培養した後、4%パラフォノレムアルデヒドにて固定、10μm厚の凍結切片を作製し、ドーパミン(DA)ニューロンの分布をマーカーであるtyrosine hydroxylase(TH)に対するウサギポリクローナル抗体で検討した。抗L1抗体を注入した場合もDAニューロンの分布に変化は認められなかったことにより、L1はDAニューロンの移動に必須でないと考えられた。 2.6B4 proteoglycan(6B4PG)欠損マウス、L1欠損マウスを用いた中悩ドーパミン(DA)ニューロンの解析 6B4PG欠損マウスおよびL1欠損マウスの組織絹切片(胎生16日-生後1日)を作製し、抗TH抗体で染色を行った。しかしながら、いずれのノックアウトマウスにおいてもTH免疫陽性のDAニューロンの分布に差異は認められなかった。 以上の結果から、DAニューロンの移動に関し、6B4PG,L1はそれぞれ必須でないことが示された。しかしながら、6B4PGノックアウトマウスを解析した結果、6B4PGが高い発現を示す間脳あるいは大脳辺縁系において、カルシウム結合蛋白質calbindinに免疫陽性をニューロンの突起の発達が悪いことが明らかとなった。従って、6B4PGはニューロンの分化、成熟に重要な関与をしている可能性が示された。今後、6B4PGノックアウトマウスにおけるニューロンの分化の異常について、更に解析を行う予定である。また、DAニューロンの細胞移動については、6B4PG、L1ダブルノックアウトマウスを作製し検討を続ける予定である。
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