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電気刺激後の脳に発現誘導される分泌性および膜結合性神経再生関連蛋白の探索

研究課題

研究課題/領域番号 09780722
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経化学・神経薬理学
研究機関京都大学

研究代表者

木下 専  京都大学, 医学研究科, 助手 (30273460)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード神経 / シグナルシークエンス / 膜蛋白 / 細胞接着 / 抗細胞接着 / 神経再生 / 神経可塑性 / プロテオグリカン / シンデカン / 接着斑
研究概要

神経再生や可塑性に関与する分泌性ないし膜結合性蛋白の探索を目的として、電気刺激後のマウス脳由来のcDNAライブラリーをシグナルシークエンス・トラップ法によってスクリーニングした。これにより単離された既知遺伝子はBMP2 receptor,somatostatin receptor4,glycine receptor α1,L1,neuronatin-3,IGF-bindingprotein5等多数であった。一方、ESTのみに類似性を有する遺伝子は12クローン、データベース上の遺伝子と全く類似性のない遺伝子は16クローンであった。全長が単離できた未知遺伝子のうち、培養細胞に発現させると細胞接着抑制活性を有する分子量27.8kDのI型膜蛋白(eludin-1と仮称)をコードするものに集中して解析を進めた。
1) ヒトのESTデータベースにcludin-1と類似した27.5kDのI型膜蛋白をコードするeludin-2を見出し、同様の抗細胞接着活性を有することを確認した。
2) eludin-1-GFP融合蛋白も同等の活性を有し、細胞膜に集積することを確認した。
3) eludin-1を高発現した線維芽細胞細胞においては接着斑の数が極端に減少していることを見出した。
4) eludin-1の接着斑形成阻害・抗接着活性における、各種プロテインキナーゼ阻害剤の効果をスクリーニングした。このうちstaurosporinによって活性がブロックされることから、リン酸化・脱リン酸化による活性制御の可能性を見出した。
5) eludin-1の抗細胞接着活性は、collagenないしfibronectinを基質にコーティングすることで拮抗されたことから、細胞外マトリックスとの相互作用が重要であることを確認した。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kinosita A,Kinoshita M,Akiyama H,Tomimoto H,Kumar S,Noda M & Kimura J: "Identification of septins in the neurofibrillary tangles in Alzheimer's disease." American Journal of Pathology. 15(5). 1551-1560 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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