研究課題/領域番号 |
09780737
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経科学一般
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
本間 俊作 千葉大学, 医学部・分子生体機構学, 助手 (20261795)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | GDNF / CNTF / アポトーシス / 細胞死 / 脊髄 / 発生 / 鶏胚 / GPA |
研究概要 |
GDNFファミリーに属する分子の間で高度に保存されたアミノ酸配列に対応する数種類の宿重プライマーを用いてPCRを行い、このファミリーに属する新規因子の部分cDNAを得ることを試みた。得られた約300のクローンの塩基配列を解析した結果、その大半が既知のGDNFであった。また、GDNFファミリーとは共通性がないものの、GDNFが属するTGFβスパーファミリーにおいて高度に保存されているシステイン残基がそのアミノ酸配列において保たれた、既知のどの因子とも高い共通性を持たないクローンを一つ得ることができた。 一方、鶏胚においては、CNTFそのものは知られていないものの、哺乳動物のCNTFとアミノ酸配列に共通性があるgrowth promoting factor(GPA)という栄養因子の存在が既に知らている。クローニングを始める前に、このGPAが本研究において目標としているCNTF様サイトカインである可能性を否定するために、GPAによる発生初期の神経管の底板と最背側部で起こる細胞死への影響を調べた。GPAで鶏胚をin vivoで処理した後、TUNEL法を用いて細胞死の量を定量化した。その結果、GPAは底板と最背側部で起こる細胞死の量を有意に増加させることが判った。ヒトリコンビナントCNTFを用いて同様の実験を行った結果では、CNTFは底板で起こる細胞死の量を有意に減少させる一方で、最背側部で起こる細胞死についてはこれを有意に増加させることがこれまでに判っている。従って、上記のCNTFとGPAの底板で起こる初期細胞死への異なる効果は、GPAが哺乳動物のCNTFの単純な鶏ホモログではない可能性、すなわちCNTF様の栄養因子の初期胚における存在を強く示唆している。現在、このCNTF様因子のクローニングをPCRを用いて行っている。
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