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嗅覚系神経回路形成に関与する新規の軸索ガイダンス分子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 09780755
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経科学一般
研究機関理化学研究所

研究代表者

長尾 伯  理化学研究所, 機能分子研究チーム, 研究員 (50281647)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードDifferential Display / 嗅覚系 / 軸索ガイダンス / 神経回路形成 / Differential Display法 / in situハイブリダイゼーション
研究概要

本研究においては、神経回路形成、特に軸索ガイダンスに関与する因子の単離同定を目的としてマウス嗅上皮組織断片を材料とするDifferential Display法を行った。そして本年度、部位特異的発現パターンを示す遺伝子断片の単離および解析が行われ、さらにin situハイブリダイゼイション法を用いた単離遺伝子の発現パターン解析も試みられた。
これまでのところ、Differential Display法により部位特異的に発現する27種類の遺伝子断片を単離し、そのうち15種類について核酸配列の解析を行った。その結果、9種類が未知の配列を持つものであることが見いだされた。得られた各遺伝子断片について、嗅上皮におけるin situハイブリダイゼイション解析を行ったところ、非常に明確な部位特異的発現パターンを示すものが2種類見いだされた。そのうちの一つは、ゾーン3の嗅神経細胞の一部と思われる細胞にのみ限局された発現がみられた。この遺伝子断片を用いて、全嗅上皮由来のcDNAライブラリーをスクリーニングしたところ、2.5kbのcDNA断片が得られた。その核酸配列を解析したところ既知の遺伝子との相同性は見いだされておらず、未知の遺伝子である可能性が高い。この遺伝子は本研究の目的に非常に良く合致している遺伝子であることから全長解析に移り、転写開始点の特定を急いでいる。また現在、予想される遺伝子を強制発現させた培養細胞発現系の構築を行っており、嗅細胞との共培養により遺伝子産物の嗅細胞軸索伸展、選択的投射における役割を解析する予定である。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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