研究課題/領域番号 |
09780803
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
近江 雅人 大阪大学, 医学部, 助手 (60273645)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1997年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 低コヒーレンス光干渉 / 生体組織の屈折率測定 / 低コヒーレンス光イメージング / in vitro / in vivo測定 / 高分解能光プローブ / 生体光情報検出 |
研究概要 |
本年度は、前年度に行ってきた生体内構造検出の基礎実験を踏まえて、二次元の生体表皮下構造およびin vivo計測を念頭に置いて研究を進めた。さらに、屈折率と厚さ同時測定法を生体組織に適用して、幾何学的構造解析を行うための基礎データを取得した。 (1)生体組織の低コヒーレンス光イメージング(0CT)の基礎実験を行い、ヒト歯牙、爪等の硬組織や頭皮などの皮膚組織のin vitro二次元断層像検出を行った。 (2)信号処理系の雑音の低減とデータ取込み時間の短縮を図り、1mm^2で〈5分(100×100データ)のデータ取得を行った。 (3)生体のin vivo測定のためのマイクロレンズ付光ファイバプローブ光学系、および測定サンプル用可動台の設計・作製を行った。 (4)我々の考案した低コヒーレンス光干渉をベースとする屈折率と厚さ同時測定法を生体組織に適用してin vitro計測を行い、硬・軟組織の各種生体組織の屈折率データを取得した。これと(1)の生体断層像検出とを融合して、高分解能な幾何学的構造解析手法を提案した。 (5)OCTにおいて基準面を同時に走査する新たな生体組織の屈折率と構造の検出手法を提案し、マウス頭皮の屈折率、および幾何学的構造検出を行った。 (6)さらに生体組織の屈折率測定の応用として生体機能解析について検討し、生体膜(腸間膜)の相転移を検出する新たな手法を提案・検討した。
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